...全然軍人に適さない男だったんだ...
梅崎春生 「赤い駱駝」
...この世界に自分がぜんぜん適さないことを知っていて...
梅崎春生 「赤い駱駝」
...並びに季題の制約から歌の如く抒情には適さない...
高浜虚子 「俳句への道」
...抒情に適さないと言っても...
高浜虚子 「俳句への道」
...造型的意味から見て彫刻に適するものと適さないものとがある...
高村光太郎 「蝉の美と造型」
...貴社の船がロボットに適さないことは...
カレル・チャペック Karel Capek 大久保ゆう訳 「RUR――ロッサム世界ロボット製作所」
...創作には適さない所らしい...
中島敦 「光と風と夢」
...西洋風の近代小説に適さないと同じく...
萩原朔太郎 「悲しき決鬪」
...その適さない道具を以て出發した僕等の歴史は...
萩原朔太郎 「悲しき決鬪」
...砂質の石灰岩質の土壌には適さない...
林芙美子 「浮雲」
...泰文は時流に適さない魅偉な容貌をしているので...
久生十蘭 「無月物語」
...空想が働きかけるには適さない仮定だと...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...奏楽に適さない玩具の笛ですら三つ位ひの音色はもつてゐる...
牧野信一 「貧しき日録」
...心臓が悪くて軍務に適さない機械係のルイと林檎を三つ重ねたくらいの大きさしかない小使女きりであった...
宮本百合子 「キュリー夫人」
...活社會の實用には適さない...
吉川英治 「折々の記」
...「樊城は守るに適さない」という単福の説もあって...
吉川英治 「三国志」
...われわれ書生には適さない所だ...
吉川英治 「三国志」
...捕縄を持つような業(わざ)は適さないとみえる」「まあ...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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