...わしの遣り口はどうやら間違つてゐなかつたらしい...
犬養健 「愚かな父」
...それも頗(すこぶ)る巧みなる遣り口でのう...
江見水蔭 「怪異黒姫おろし」
...あなたの遣り口はどうも巧(うま)くないようですね...
ストックトン Francis Richard Stockton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...332これまた凡てを一擧に掴得せんとするのが如何に誤つた遣り口であるかを證する好個の例證である...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...此の若い医師の言葉はすべてそれらの神経的な小細工な遣り口を嘲笑して遺すところがなかった...
高浜虚子 「子規居士と余」
...手間を省こうという遣り口...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...彼らの遣り口に親しむと...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...河野の今囘の遣り口は...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...河野の今囘の遣り口は...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...之れはしかし此国の裁判官としては普通の遣り口なのである...
平出修 「公判」
...妻は母の遣り口を訴へて云ふ...
二葉亭四迷 「嫉妬する夫の手記」
...然るに楽壇人の遣り口は何うであるか? 徹頭徹尾非合理非合法である...
山下博章 「「プラーゲ旋風」の話」
...そう急(せ)いて老夫婦を殺す必要も無い筈じゃから……しかし通りかかりのルンペンにしては遣り口が鮮やか過ぎるようじゃなあ」「……今度の兇行の動機は怨恨(えんこん)関係じゃないでしょうか...
夢野久作 「巡査辞職」
...しかし君の遣り口が間違っているために国際的の大問題を惹起するような事があれば...
夢野久作 「暗黒公使」
...若林の遣り口は早い話がザットこんな塩梅(あんばい)式だから堪らないのだ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...彼奴(きゃつ)一流の御叮嚀な遣り口で...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...これでもかという遣り口に矢代はもう反抗心を起して来たらしい...
横光利一 「旅愁」
...民衆の利益を主として万事を経営する仏蘭西(フランス)政府の遣り口を見ると...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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