...基督教の原始に遡りて...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...寒月の画を鑑賞するものは更に椿岳に遡(さかのぼ)るべきである...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...山陽線から高梁川(たかはしがわ)の谷を遡(さかのぼ)って奥十数里...
田山花袋 「蒲団」
...その証拠書類は五箇年前まで遡り...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...明治のむかふまで遡ることが出來ながら...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...フランスではデュロソア Durosoy(1745-92)の著書にまで遡るという...
戸坂潤 「辞典」
...それからそれと本(もと)を求むれば何処(どこ)までも遡ることが出来る...
新渡戸稲造 「デモクラシーの要素」
...遡上(さかのぼ)ってポーや...
野村胡堂 「銭形平次打明け話」
...しかもそのためには吾々は遡つてこの世界がいかにして成立つかを知らねばならぬ...
波多野精一 「時と永遠」
...空間性は根源的體驗まで遡れば時間性に對して決して優先權を有するものではない...
波多野精一 「時と永遠」
...遡(さかのぼ)って当時の事を憶出してみれば...
ガールシン 二葉亭四迷訳 「四日間」
...己の遡る河上にいま...
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...もう少し遡つたら...
牧野信一 「繰舟で往く家」
...三日前へ遡りますが...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...或いは過去に遡(さかのぼ)り或いは現代に降(くだ)って...
三木清 「如何に読書すべきか」
...二世紀三世紀と遡れば...
柳宗悦 「工藝の道」
...川上へ遡(さかのぼ)ると...
山本周五郎 「山彦乙女」
...おたがひの母親のお腹の中にまで遡つてみないことには何だか解決しさうもありません...
吉川英治 「折々の記」
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