...彼は遠くテスピスの車に遡(さかのぼ)りて...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...我々が渡る地頸に近く海に流れ込む川を遡(さかのぼ)りながら採集し...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...その証拠書類は五箇年前まで遡り...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...清滝川に沿うて遡(さかのぼ)り...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...その原始に遡(さかのぼ)って...
中里介山 「大菩薩峠」
...四十万年以上には遡(さかのぼ)れない...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...これは岩代國南會津郡の檜枝岐村から實川(みかは)の溪谷を遡り...
沼井鐵太郎 「黒岩山を探る」
...ひねったところまで探険して歩いたものです」海蔵寺伯爵の話はその頃から又二十年も前に遡(さかのぼ)りました...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...吾々は時の場合と同じく客觀的實在世界の基本的構造をなす客觀的空間より根源的體驗へと遡つて...
波多野精一 「時と永遠」
...しかしながら一たび根源的體驗まで遡つてそれの實相を見究め得たならば...
波多野精一 「時と永遠」
...己はまだ遡る...
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...それで私は郷国の歴史を戦国時代あたりまで遡つてゐるうちに...
牧野信一 「熱い風」
...」「元気つけて遡らう...
牧野信一 「繰舟で往く家」
...話はヨーロッパ大戦当時にまで遡る...
宮本百合子 「くちなし」
...遡及(そきゅう)的にどこまで拡大してゆくかわからない...
山本周五郎 「思い違い物語」
...遡航(そこう)していた...
吉川英治 「三国志」
...遡(さかのぼ)れば四十余年も前から...
吉川英治 「新書太閤記」
...我々の知るいかなる人類世界をも遡る恐怖の地や山脈や神殿から落ち来ったというのは大いにあり得ることなのだ...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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吹雪の中