...この遠来の友を迎へて喜んだ...
石川啄木 「鳥影」
...百里遠来同好の友を訪ねて...
伊藤左千夫 「浜菊」
...外ならぬ遠来の珍客のことだから...
海野十三 「怪塔王」
...遠来(えんらい)の金博士――いや...
海野十三 「独本土上陸作戦」
...マフチャズというのは「遠来の友」という意味の言葉だそうな...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...不思議なことには外国から遠来の飛行機が霞(かすみ)が浦(うら)へ着くという日にはきまって日本のどこかで飛行機が墜落することになっているような気がする...
寺田寅彦 「からすうりの花と蛾」
...自分らの教室にとっては誠に思いがけない遠来の珍客なので...
寺田寅彦 「B教授の死」
...この遠来の珍客をもてなすために...
牧野信一 「くもり日つゞき」
...是非とも遠来のタルニシア姫へ……」「僕はあの業慾な地主の温室に忍び込んで...
牧野信一 「山峡の村にて」
...遠来の女王様の御気嫌を窺はうか?」「あゝ...
牧野信一 「円卓子での話」
...ある時居士遠来の僧を供養するを猜(そね)み...
南方熊楠 「十二支考」
...遠来の私をこころよく迎えてくれた...
山川方夫 「博士の目」
...ここの床を訪れて来る遠来の修行者と在住の法師たちとの間で...
吉川英治 「剣の四君子」
...遠来の武者だった...
吉川英治 「私本太平記」
...それよりあなたこそ、遠来のお客だ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...西仏は遠来の旧友に...
吉川英治 「親鸞」
...遠来の客のわらじで満ちていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...遠来の客を迎える態勢を取ってはいなかった...
和辻哲郎 「鎖国」
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