...皆どこか遠い世界へ...
芥川龍之介 「報恩記」
...遠い世界へとんでいくのを見ると...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「旅の仲間」
...そうしてくださいませば私は遠い世界から...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...このまま彼女と果てしも知らぬ遠い世界へ押し流されて行きたいような...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...遠い世界へ行ってしまう...
夏目漱石 「草枕」
...私には縁遠い世界だ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...遠い世界をみた事はないが...
林芙美子 「梟の大旅行」
...まるで遠い世界のはてを視てゐるやうだつた...
原民喜 「火の子供」
...それもはや自分から遠い世界の人に思へた...
北條民雄 「月日」
...どこか遠い世界の部分にあいてゐるだらうといふのである...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「うづしほ」
...さらに遠い世界をながめる望楼のように...
マクドナルド George MacDonald 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...助けるために遠い世界からおいでになったのであろうと思うと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...何か遠い時代の遠い世界の品物のように思われはするが...
柳宗悦 「蓑のこと」
...暫(しばら)く遠い世界に遊ぶことが出来るのです...
柳宗悦 「民藝四十年」
...時代を離れた遠い世界において行われます...
柳宗悦 「民藝四十年」
...又ベツクリン其他(そのた)独逸(ドイツ)近代の大家の作品は其(その)理想主義と云ひ其(その)手法と云ひ自分には李太白の詩を読む心地で遠い世界へ引入れられる感がした...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...遠い世界の向う側で殘されたのだと思ふと...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...赤い酸漿(ほゝづき)の提灯をさげて遠い世界から帰つて来るであらうお精霊たちは...
吉田絃二郎 「八月の星座」
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