...遠い林の奥の池から...
芥川龍之介 「東洋の秋」
...太陽から遠い遊星であればあるほど...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...遠い汽笛の音や何かの響が...
豊島与志雄 「悪夢」
...遠い未来の真理などを投げ込んでいた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...国境から遠いフランスの村にはいった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼は遠い物音をでもきくような気で球の音をきいていた...
豊島与志雄 「球突場の一隅」
...何しろ、現今の欧洲人の戦術というものは、一番の遠い源は、蒙古軍の侵入に備えるためにその真似をしたのにあるといわれている位であるから、鎌倉の武士達には随分恐るべきものであったにちがいない...
中谷宇吉郎 「雑記」
...何時まで経つてもちつとも開けて行かない海岸から遠い傾いた町なんだ...
新美南吉 「鍛冶屋の子」
...「兄哥(あにき)、加減が悪いそうだな、どんな塩梅(あんばい)だ」「お、銭形のか、遠いところを、わざわざ気の毒だったな、なアに大した事じゃねえが、風邪を引いたのに、疲れが出たんだろう、明日あたりから、仕事の方に取りかかろうかと思っている」利助は褞袍(どてら)を引っかけて、長火鉢の前へ出て来ましたが、何となく勝(すぐ)れない顔をしております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...耳の遠い婆さんと染吉とたった二人の世帯は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...宮中の一番遠い端へ引っ越されました...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...遠い熱帯国の空からでも飛んで来た一群の金翅鳥(カルラ)が美しい東の国の長閑なる風のかほる景色に見惚れて...
牧野信一 「或るハイカーの記」
...現代の生活感情に遠いものがあったのは事実だけれど...
宮本百合子 「“健全性”の難しさ」
...いかにも自分には縁遠いように感じた...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...それを頭にささげて遠い井戸(いど)に通っていた...
柳田国男 「母の手毬歌」
...男鹿のごとき世に遠い半島でも...
柳田国男 「雪国の春」
...また信濃のくには遠いけれど再会をおぼつかながるほどではない筈だ...
山本周五郎 「日本婦道記」
...遠い過去の気がするのである...
吉川英治 「べんがら炬燵」
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