...フランシスは俺に比べて遙かに豐かに...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...洋服よりも遙かに美しい...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...遙かには轟々の音とよもして...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...常は淡紅色(たんこうしょく)の垂幕(たれまく)を距(へだ)てて遙かに三拝九拝し...
海野十三 「振動魔」
...しかしそれよりも遙かに凄愴で重大な犯罪疑獄が持ちあがった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...平野が目も遙かに開展してゐる...
近松秋江 「伊賀國」
...どの海岸からも遙かに離れているので...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...主観めいた観察のポーズなどは遙かに卒業済みであり...
戸坂潤 「読書法」
...自分よりも遙かに高尚な人間が出來たことを非常に感じ...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...吹込みはプロ・アルテの方が遙かに新しい...
野村胡堂 「楽聖物語」
...散歩かた/″\門外から遙かに孔子(こうし)の像を拜んで涙を流して歸つて來るといつた...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...過去に比して遙かにそれの本質に適合したものであることによつて...
波多野精一 「時と永遠」
...だがカルデラと腰巾着のモートンは遙かに巧妙だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...連中は何百倍も浪費しながら、遙かに強欲だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...わたしは自分のよりも遙かに高く遙かに整った数限りない天性を想像する...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その行き方が普通の行き方を遙かに越えた緊張したものであることが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...鷲(わし)に取られたという話の方が遙かに多く...
柳田国男 「山の人生」
...雌の肥えた奴は遙かに下の方で...
山本周五郎 「青べか日記」
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