...平原の一般的高さよりも遙か高所にある河を越す可く...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...遙(はるか)後(のち)にか...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...ことに朝の山路を逍遙する時は一切を忘れて一切に合してゐる気分になる...
種田山頭火 「行乞記」
...ここには人の世の祭とは遙かに事かはつた...
ボードレール 富永太郎訳 「道化と※[#濁点付き片仮名ヰ、1-7-83]ナス」
...すなわち逍遙(しょうよう)すること...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...遙かに手っ取り早いわけだ...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...品質東京のものに比すれば遙によし...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...遙か先の立場からがたくり馬車の喇叭が頻りと聞えて來る...
長塚節 「商機」
...そんぢや惡(わる)かつたつけな爺(ぢい)そんぢや俺(お)れ今(いま)入(せ)えてやつかんなよ」おつぎは勘次(かんじ)が寢(ね)る壁際(かべぎは)の桶(をけ)から先刻(さつき)のよりは遙(はる)かに多量(たりやう)を袋(ふくろ)へ入(い)れてやつた...
長塚節 「土」
...僕にはどこか眼もとどかない遙かなところで...
原民喜 「魔のひととき」
...また朧げな地平線を遙かにのぞむ時――その時...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...すでに手工業的技術は工場的生産の技術よりも遙かに大きいものがあるであろう...
三木清 「如何に読書すべきか」
...遙に下つたお次には先生自身位なものであるから...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...逍遙子は其覺前空の地位に住して...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...遙かに見出しやすいと明言する...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...(c)天をそのように遙かかなたにうち眺めている人々(a)は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「宗矩にも遙々(はるばる)見えられたか……」と...
吉川英治 「剣の四君子」
...見よ! 遙か眼下にどろんと澱んだ山...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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