例文・使い方一覧でみる「達し」の意味
スポンサーリンク...用達しに行つた時と... 
伊藤野枝 「惑ひ」
...もちろん地球の隅々にまでも達した...
海野十三 「火星兵団」
...けれども二人が表門に達した時にはもう二人の怪しげな男の姿はどこにも見当らなかった...
大阪圭吉 「石塀幽霊」
...目的を達して怱々（そうそう）引き揚げようとする間際（まぎわ）に...
谷崎潤一郎 「細雪」
...それがどうしても「メヒシバ」でなければならないという結論に達した...
寺田寅彦 「随筆難」
...当時江戸の消防機関は長い間の苦（にが）い経験で教育され訓練されてかなりに発達してはいたであろうが...
寺田寅彦 「函館の大火について」
...漸く目的の地に達し得候まゝ誠にうれしく存じ居り候...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...目的を達しようとした寸前に...
外村繁 「日を愛しむ」
...彼れは感情の最高潮に達した時でなくては活動を顯はさない質である...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦（抄）」
...すでに到達した人の周囲に集まる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...何歩と歩かないうちに内庭に達した...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...さてこのヒルデプランチアの胞子は多くの緑藻や褐色藻の胞子と異なり自ら游いで適当の地に達し得るものでないので...
南方熊楠 「十二支考」
...既に一定の文化水準に達していたということも原因である...
宮本百合子 「木の芽だち」
...真に疲労困憊その極に達していた...
武者金吉 「地震なまず」
...いったい彼が何故にあれほど剣道に達しているかということを不思議がった...
室生犀星 「天狗」
...将軍様御不予（ごふよ）によってというお達しの――鳴物停止（なりものちょうじ）...
吉川英治 「江戸三国志」
...かねて、奇弁畸行（きこう）の学者と、その性情を聞いている上なので、曹操も別に咎めもせず、また驚きもせず、「おもしろい奴、しからば右列の者から順に教えてやるから、よく眼に観、耳に聞いておぼえておくがよい――まずそれにおる荀（じゅんいく）、荀攸（じゅんゆう）はみな智謀ふかく、用兵に達し、いにしえの蕭何（しょうか）とか、陳平（ちんぺい）などという武将も遠く及ばん人材である...
吉川英治 「三国志」
...そのフェルナンデスは日本語に上達して...
和辻哲郎 「鎖国」
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