...良銭まで悪銭が道連れにしたのだから実に惜しい...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...恨み重なる探偵や警部を道連れに...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...「途中でも女と道連れになんか成らないようにして下さいよ...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...やはり貴下の様な立派な大学生と道連れになりましてな...
大阪圭吉 「とむらい機関車」
...桃の実12・5(夕)横須賀にある海軍機関学校の校長船橋(ふなはし)中将が、大橋乙羽(おとは)がまだ存命当時、道連れになつて、一緒に米国を横切つた事があつた...
薄田泣菫 「茶話」
...俺のこの流刑の(俺としては自分で自分を流刑にしたのだが)――波子はその道連れにさせられ...
高見順 「いやな感じ」
...」譲は足の遅い女と道連れになつては困ると思つたがことはることも出来なかつた...
田中貢太郎 「蟇の血」
...八本松から西条までルンペン君と道連れになつた...
種田山頭火 「行乞記」
...春情学び得たる浪花風流(なにわぶり)の少女と道連れになり...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...東京の列車から御一緒にパリーまで道連れにして貰はうなんぞと思つたのですが...
林芙美子 「シベリヤの三等列車」
...道連れになってくれる人はないかと私はぼんやり広小路の方を見ていた...
林芙美子 「新版 放浪記」
...七つになる女の子を道連れにして...
久生十蘭 「雲の小径」
...行きずりに逢った女性を道連れにするつもりだったのか? それならそれで納得がいくのだが...
久生十蘭 「肌色の月」
...敦賀ノ庄を出るときから泰文の道連れになっていたのである...
久生十蘭 「無月物語」
...追い追い多年の道連れに別れて一座はがた落ち...
山本笑月 「明治世相百話」
...道連れになっていた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...この世の道連れになったものだ」「おとといの晩...
吉川英治 「宮本武蔵」
...恐怖の石造都市ル・リエーと全ての宇宙鮹どもを道連れにしたため...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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