...もう十八歳だから、道楽息子も社会人としてしっかりしなければいけない...
...隣の家の道楽息子は夜中に騒いでいて、近所迷惑だ...
...道楽息子になる前に、まずは勉強に打ち込んでいたい...
...道楽息子が経営するバーに行って、彼のおすすめのカクテルを飲みたい...
...道楽息子のルールを守らないと、一緒に仕事ができない...
...よくも死にもせず、発狂もせずに、ねばって来たものだと僕は思っているのだが、よその人は、ただ、あの道楽息子も、とうとう役者に成りさがった、と眉(まゆ)をひそめて言うだろう...
太宰治 「正義と微笑」
...「道楽息子」――その一言で済むわけだつた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...道楽息子にはちがひなかつたが...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...或る金持の道楽息子が殊に目をつけて...
豊島与志雄 「坂田の場合」
...俗に道楽息子と云いますね...
夏目漱石 「道楽と職業」
...財力ある貴公子や道楽息子(どうらくむすこ)の玩具に都合のいい贅沢品(ぜいたくひん)だから売れるのではあるまい...
夏目漱石 「余と万年筆」
...そこらあたりに一ぱいいた道楽息子の一人にすぎない...
野村胡堂 「胡堂百話」
...親の金を持出した道楽息子や...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...道楽息子や身投げ女と一緒にはなりませんよ」お秀はなかなか引込む様子もありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...大概の道楽息子も眼が覚めるだろう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...元は少し世話になった潰れた大家(たいけ)の道楽息子だから...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...道楽息子の例に洩れず...
浜尾四郎 「死者の権利」
...金さえ出せばどんな女の貞操でも得られると確信する成金の道楽息子です...
浜尾四郎 「死者の権利」
...譬えば父母の指図を聴かざる道楽息子へみだりに銭を与えて...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...私のことを「まるで道楽息子を一人抱えているようだ」とよく冗談にいっていましたが...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...メフィストフェレス丸で道楽息子のような口の利きようをしますね...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...支度をしてくれ」あの道楽息子め...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...若狭(わかさ)のさる物持ちの道楽息子のくずれだとか申しているが...
吉川英治 「私本太平記」
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