...精神的又道徳的には...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...彼は道徳的に強(し)いて自分の行為を律して...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...しかも西洋の社会道徳の体得すらも無く道徳的に最も危険なる状態にあるのではないか...
石原莞爾 「戦争史大観」
...これも道徳的につくらなかつたのではない...
小穴隆一 「二つの繪」
...即ち強者はあくまで道徳的に弱者に臨むべきであるので...
大隈重信 「永久平和の先決問題」
...国家の安危盛衰の岐(わか)れるところはこの道徳的に精神的にいわゆる人類の共同ということを忘れるや否やにある...
大隈重信 「始業式訓示」
...一体人が道徳的に完成せられるのは...
大杉栄 「奴隷根性論」
...道徳的に健全な人間ならあんなちょっとしたことに腹を立ててああいう罪を犯すはずがないと...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...道徳的には妻子のもとに帰るのが正しいと思われたし...
田中英光 「野狐」
...そこで道徳的にも...
津田左右吉 「歴史の学に於ける「人」の回復」
...そういった道徳的にも物質的にも幸福な連中は誰かというと...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...その約束を只今道徳的に履行しているのである...
戸坂潤 「社会時評」
...道徳的には厳格に人情的にはやさしく...
豊島与志雄 「浅間噴火口」
...そうして道徳的には一種の放蕩(ほうとう)の人とならざるを得ないのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...法則というものは社会的にも道徳的にもまた法律的にもあるが...
夏目漱石 「模倣と独立」
...この種の歴史は屡々事件を道徳的に判斷し...
三木清 「歴史哲學」
...道徳的に不良な状態にあるものはないという事を附け加えずにいられません...
与謝野晶子 「激動の中を行く」
...それが道徳的に大きい意義を持てば持つほど...
和辻哲郎 「ベエトォフェンの面」
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