...2俺は「優越感を持つことを恥ぢない」と云つた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...其他あらゆる價値ある者に對して反感を持つ事を恥辱とする...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...彼女等は母校と校長にもゆるやうな反感を持つてゐた...
伊藤野枝 「編輯室より(一九一五年五月号)」
...他の友人はまたすべて君に多少の反感を持つたから...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...手を引くばかりでなく反感を持つようになる...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...馬琴に対して余り好感を持つものがなかったのは推測(おしはか)られる...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...かれらの仲間に対して普通にわれわれがいだくような反感を持つことも出来なかった...
ストックトン Francis Richard Stockton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...此新聞へは私は好感を持つてゐないけれど...
種田山頭火 「行乞記」
...義男は自分の見窄(みすぼ)らしさをからかつてゐる樣な女の態度に反感を持つて默つてゐた...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...或は同感を持つだろうか...
豊島与志雄 「父の形見」
...多少の好感を持つことができたのは幸いです...
中里介山 「大菩薩峠」
...其處に一種の緊張感を持つた聲で...
南部修太郎 「疑惑」
...この金に飽かした戀の狩人には反感を持つてゐる樣子です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...此男は餘つ程お照に反感を持つて居たらしいのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私はそんな光景を眺めると大概刈手の方へ反感を持つのが常なのに...
牧野信一 「創作生活にて」
...そんな劣等感情でなくして危険な反感を持つ人々が...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...その名を聞いてさえ虫酸(むしず)が走る程山田に悪感を持つ様になった祖母は...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...自分はまた姉の死後にまで持たれる誠意に好感を持つようになったことが原因で...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??