...いかなる行為が最も道徳的なりとして奨励せられてきたか...
伊丹万作 「政治に関する随想」
...もっとも強く賢く最も道徳的な者が...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...従って又初めて道徳的な自由意志の内容ある概念が成り立つことをえる...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...極めて国民道徳的な法律となって行きつつあるのである...
戸坂潤 「思想としての文学」
...こういう利己主義が道徳的な親切としてこの世間で苟めにも通用出来るのは...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...吾々はこのような道徳的なジャーナリズム論に...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...文化的道徳的な形態に於ては(私は夫を文化的自由主義と呼ぼうと思うが)...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...道徳的な解決を与えるような...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...このつぎには道徳的な反動が起こってくるだろう! がそれももとより...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...道徳的な潔癖で母に義憤を覚えたのでもないらしい...
牧野信一 「鏡地獄」
...情熱と苦痛こそは道徳的なのである...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「悩みのひととき」
...單に道徳的な意味ばかりではないからである...
三木清 「哲學はやさしくできないか」
...わたしは女に道徳的な文句を歌って聞せて...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...この章の底を流れている道徳的なものは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...意識せられなくなる日がさらになお道徳的な世であろう...
柳宗悦 「工藝の道」
...彼は自分の中にある一切の道徳的な氣持ちを今は盡く踏み潰して了ひたかつた...
横光利一 「悲しみの代價」
...「妾の困難な仕事も妾の道徳的な突進も妾の女馬鹿もいつもカリタの近代人らしい截断によって世間に通用するんだわ...
吉行エイスケ 「女百貨店」
...明白に道徳的な意味に転化して来る...
和辻哲郎 「埋もれた日本」
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