...道徳的な行為(おこない)です...
高神覚昇 「般若心経講義」
...従って又初めて道徳的な自由意志の内容ある概念が成り立つことをえる...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...この特有な意味で道徳的な――個々の主観的な個人倫理的道徳の当為からは独立でありそして物理的なるものに対する処の――道徳的事実(fait moral)に於ては...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...之は凡ゆる意味に於ける道徳的なノルマリティーにも連絡しているということも出来る...
戸坂潤 「思想としての文学」
...あまり道徳的な御利益は...
戸坂潤 「社会時評」
...その道徳的な権威に乏しくなるし...
戸坂潤 「社会時評」
...却って科学的なものから道徳的なものへの転向でもあるらしい...
戸坂潤 「読書法」
...この文化的自由主義が超歴史的な所謂道徳的な範疇としての自由主義だということとは一つでない...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...道徳的な批判や良心なんかは...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...そうした道徳的な批評は一切しないわね...
豊島与志雄 「囚われ人」
...他を偽らざる点に於てそれを尤も道徳的なものと心得ていた...
夏目漱石 「それから」
...道徳的な善悪の原則や...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...道徳的な結合に向う傾向は非常に強く...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...單に道徳的な意味ばかりではないからである...
三木清 「哲學はやさしくできないか」
...何か超道徳的なものがあるらしく思われて来た...
宮本百合子 「斯ういう気持」
...その脅えははなはだ道徳的なものだった...
室生犀星 「津の国人」
...こういう聡明なかつ道徳的な労働運動に対しては...
与謝野晶子 「階級闘争の彼方へ」
...「妾の困難な仕事も妾の道徳的な突進も妾の女馬鹿もいつもカリタの近代人らしい截断によって世間に通用するんだわ...
吉行エイスケ 「女百貨店」
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