...かう云ふ道徳的な判断を...
芥川龍之介 「酒虫」
...道徳的な格言を見た時...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...おとなに対しても三越というものの観念に一つの新しい道徳的な隈取(くまど)りを与えはしまいか...
寺田寅彦 「丸善と三越」
...実践を(道徳的な)自由の概念へ導いて行く...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...この文化的自由主義が超歴史的な所謂道徳的な範疇としての自由主義だということとは一つでない...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...道徳的な解決を与えるような...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...若し哲學者なり、道徳論者なり、宗教家なりが、其哲學的なり、道徳的なり、宗教的なりの良心に據らずして、自分の生きた經驗を離れて、生命を失つた形式とか常習とかに據つて自然主義と戰ふならば、其間は自然主義や懷疑主義は尚ほ充分に存在の理由を有するのである...
朝永三十郎 「懷疑思潮に付て」
...道徳的な批判や良心なんかは...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...正直で道徳的な人が混ぜ物処理の罪を犯すことは不可能である...
アーサー・ヒル・ハッサル Arthur Hill Hassall, M.D. 水上茂樹訳 「食品とその混ぜ物処理」
...道徳的な意見をのべる...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...肉體的の苦痛と交(まじ)り合つた道徳的な墮落は...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...道徳的な潔癖で母に義憤を覚えたのでもないらしい...
牧野信一 「鏡地獄」
...道徳的な気まぐれから...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...單に道徳的な意味ばかりではないからである...
三木清 「哲學はやさしくできないか」
...この條件はプラトンにおいての如く道徳的な條件である...
三木清 「認識論」
...今わが内心(ないしん)に新しく湧(わ)き起つて來た道徳的な感情(かんじやう)をもつて...
水野仙子 「冬を迎へようとして」
...この章の底を流れている道徳的なものは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼は自分の中にある一切の道徳的な氣持ちを今は盡く踏み潰して了ひたかつた...
横光利一 「悲しみの代價」
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