...日本の芝居のように道具立てや背景がない...
上村松園 「余齢初旅」
...大魔術の道具立てを始めた...
江戸川乱歩 「踊る一寸法師」
...そこで即座に隙見の道具立てをこしらえるということでした...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...第四にはセットの道具立てがあまり多すぎて...
寺田寅彦 「映画時代」
...あごの不精ひげに背の子等は必要で有効な道具立てでなければならない...
寺田寅彦 「蒸発皿」
...統御の道具立ては彼らに不足していなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...題目の旗をさして片鎌鎗という道具立てが無いだけに...
中里介山 「大菩薩峠」
...充分カセに使った道具立てなのですが...
中里介山 「大菩薩峠」
...中には道具立てした悪口もあり...
新渡戸稲造 「自警録」
...五臟(ざう)六腑(ぷ)へ沁み渡りますぜ」「怪談噺(くわいだんばなし)てえ道具立てぢやないよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...顏の道具立ての大きいのなどが注目されます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お園のやゝブロークンな道具立ての魅力に比(くら)べて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...道具立ては揃つてゐるぜ」「成る程...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ルイ十六世は眼も鼻も口もすべて道具立ての大きな寛濶な容貌で...
久生十蘭 「カストリ侯実録」
...蒸せかえるようなペンキ画の道具立て...
平林初之輔 「探偵小説壇の諸傾向」
...品川という道具立てのために...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...「我々が死をとりまくあの恐ろしげな顔付や道具立てこそ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...舞台の道具立て、入れかわり立ちかわる役者の表現、そこに移りかわってゆく出来事と気分、そこにしか自分の生命は無いようになってしまう...
夢野久作 「鼻の表現」
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