...ケルバライは道傍に立って両手を腹に当てながら...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...道傍(みちばた)に避けていた荷馬車や...
徳永直 「冬枯れ」
...道傍(みちばた)に石の地蔵様が倒れてござらっしゃれば起して通る...
中里介山 「大菩薩峠」
...道傍のウカル樹の幹に手を突いて身體を支へ...
中島敦 「環礁」
...道傍のウカル樹の幹に手を突いて身体を支へ...
中島敦 「夾竹桃の家の女」
...道傍清泉所々に湧く...
長塚節 「草津行」
...両人(ふたり)は足早に道傍(みちばた)へ立ち退(の)いた...
夏目漱石 「野分」
...道傍の柳は植ゑたばかりのヒヨロヒヨロで人間を一人隱せさうもないし...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...道傍に一人の男が休んでゐるぢやありませんか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...道傍に立っている雪ダルマの胴に...
火野葦平 「花と龍」
...私はふとその道傍に雪をかぶって一塊りに塊っている枯藪(かれやぶ)の上に...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...道傍の濁つた水を飲み...
牧野信一 「鏡地獄」
...道傍にいつも変らずいる乞食あり...
南方熊楠 「十二支考」
...もがく男を道傍(みちばた)の立木の蔭へ...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...河岸の道傍(みちばた)で漁師たちが四五人...
山本周五郎 「青べか物語」
...「屋敷町の道傍(みちばた)でね...
山本周五郎 「季節のない街」
...道傍の電柱にスレスレに走り抜けて行ったの...
夢野久作 「少女地獄」
...どこかそこいらの道傍(みちばた)から引抜いて来たらしい細い草の茎(くき)を折曲げた間に...
夢野久作 「老巡査」
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