...道傍(みちばた)に腰を下ろした...
海野十三 「英本土上陸戦の前夜」
...道傍に標的をつくって射撃の練習をはじめた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...歩きながら道傍(みちばた)の豆の葉を...
太宰治 「女生徒」
...広巳は道傍(みちばた)に積んだ沙利(じゃり)の上に寝ている己(じぶん)を見いだした...
田中貢太郎 「春心」
...道傍(みちばた)にあり合わした藁塚(わらづか)から藁を抜き取って来て...
近松秋江 「狂乱」
...鶴見を越えると、道傍の、茶店などは起き出ていて、煙が低く這っていたし、いろいろの朝らしい物音が聞えかけてきた...
直木三十五 「南国太平記」
...道傍(みちばた)の水溜には鰕(えび)の泳いでいるのが見える...
中島敦 「環礁」
...道傍清泉所々に湧く...
長塚節 「草津行」
...道傍(ばた)に兎を捕るとて笹の葉をまげて細工した陷穴が二つばかりあつた...
沼井鐵太郎 「黒岩山を探る」
...『宋史』に〈元達かつて酔って道傍槐樹を見る...
南方熊楠 「十二支考」
...お妙とお咲は道傍の草場に持って来た物を拡げて仕度をする...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...村民一同よそゆきの衣装を着て道傍に並んだ...
柳田国男 「故郷七十年」
...河岸の道傍(みちばた)で漁師たちが四五人...
山本周五郎 「青べか物語」
...木内さんのうちはもうすぐそこだぜ」木内桜谷は道傍(みちばた)の古材木に腰を掛け...
山本周五郎 「へちまの木」
...ハハハ」という大道傍(ばた)の親切が身に沁みて忘れられぬ...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...道傍の電柱にスレスレに走り抜けて行ったの...
夢野久作 「少女地獄」
...雨の降る道傍(みちばた)に立って...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...やがてべら棒に大きな岩が道傍(みちばた)の崖からハミ出ている所をダラダラとのぼって行くと...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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