...道傍(みちばた)に腰を下ろした...
海野十三 「英本土上陸戦の前夜」
...二人はその夜始めて道傍の林の中にキャンプを張って夢を結ぶことになった...
海野十三 「火星探険」
...そして書いたやつはドンドン道傍に捨ててくれ...
海野十三 「蠅男」
...其辺(そこら)の道傍(みちばた)に芽ぐんでゐる草の葉を摘むで...
薄田泣菫 「茶話」
...とうとう道傍の草原に...
太宰治 「女生徒」
...わしがこの間道傍(みちばた)の畑で仕事をしていたら...
トルストイ Tolstoi 菊池寛訳 「イワンの馬鹿」
...そして、その後方に、久光が、同じ姿をして、徒歩士(かちざむらい)を、左右――茅葺の屋根、軒下に釣るした、いろいろのもの、道傍へ、軒下へ寄って、小さくなっている百姓などを、微笑で眺めつづけていた...
直木三十五 「南国太平記」
...ムクと一緒に道傍に立って馬の過ぐるのを避けました...
中里介山 「大菩薩峠」
...所詮(しょせん)己は牛にふみつぶされる道傍(みちばた)の虫けらのごときものにすぎなかったのだ...
中島敦 「李陵」
...往来(おうらい)から直(ただ)ちに戸が敲(たた)けるほどの道傍(みちばた)に建てられた四階造(づくり)の真四角な家である...
夏目漱石 「カーライル博物館」
...道傍(みちばた)に二...
新渡戸稲造 「自警録」
...道傍(ばた)に兎を捕るとて笹の葉をまげて細工した陷穴が二つばかりあつた...
沼井鐵太郎 「黒岩山を探る」
...私などは道傍(みちばた)の地蔵様ほどにも思っちゃいませんでした」七平の激しい調子には...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...里人酒と槽(ふね)を道傍(みちばた)に設け...
南方熊楠 「十二支考」
...家から二十何町離れた松林の道傍(みちばた)であった...
柳田国男 「山の人生」
...道傍(みちばた)の羊歯(しだ)の中へでも避けてやる気で...
夢野久作 「木魂」
...きょうが初めてこの道傍(みちばた)に...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...その道傍(みちばた)の松の根方や...
吉川英治 「新書太閤記」
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