...遐方(かほう)より送致す...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...晉の葛洪の抱朴子の内篇に遐覽篇があり...
内藤湖南 「支那目録學」
...遐(とほ)くの 方では舎密(せいみ)も 鳴つてる...
中原中也 「在りし日の歌」
...遐(とほ)い遐いい話...
中原中也 「在りし日の歌」
...怨恨は気が遐(とほ)くなる――盆地を繞(めぐ)る山は巡るか?裸足(らそく)はやさしく 砂は底だ...
中原中也 「在りし日の歌」
...遐(とほ)き昔の隼人(はやと)等を...
中原中也 「山羊の歌」
...ほんのりあかるい上天界遐(とほ)き昔の影祭...
中原中也 「山羊の歌」
...夏の夜の星の如くは今もなほ遐(とほ)きみ空に見え隠る...
中原中也 「山羊の歌」
...いよ高くいよ遐((とほ))く...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...遐(とほ)く、高い山の上に、やがて太陽は現れて、その眩(まぶ)しい光は、貧相な窓に射し込んでゐた...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集≪学校時代の詩≫」
...遐(はる)かなる国へ抜け出して行くように思われた...
夏目漱石 「京に着ける夕」
...遐(はる)かなる國へ拔け出して行く樣に思はれた...
夏目漱石 「京に着ける夕」
...遐なる国をこそ慕え...
夏目漱石 「虞美人草」
...無限に遐(はる)かに...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...冥思(めいし)遐捜(かさう)す...
夏目漱石 「人生」
...(三月四日)誤りやすき字左に段鍛は「たん」にして假蝦鰕霞遐は「か」なり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...「生来未歴旅程遐...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...太宗は自らこれに叙して、「朕尊居億兆之上、常以百姓為心、念五気之或乖、恐一物之失所、不尽生理、朕甚憫焉、所以親閲方書、俾令撰集、溥天之下、各保遐年、同我生民、躋於寿域、今編勒成一百巻、命曰太平聖恵方、仍令彫刻印版、施華弟、凡爾生霊、宜知朕意」と云つてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??