...いと急(せは)しげに此処(ここ)過ぐる...
石川啄木 「詩」
...そこで、茶屋から提灯と傘(からかさ)とを借りて、真っ暗の所を深林の中に向かい、ソロソロ歩いて来たが、二、三丁過ぐると、さきの方に薪(たきぎ)の小屋がある...
井上円了 「おばけの正体」
...過ぐる十九日、政府に、自ら侮りて国を危くするという儀に就いて、質問書を出しておきましたが、憲法上の質問をいたし、或は説明を求めれば、これに答えて議会が開けているじゃないか...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...更に旅客の此地を過ぐるものなく...
田山花袋 「秋の岐蘇路」
...最も多數の屬僚を有するものは閣下に過ぐる者なく...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...其意見を公言するの大胆に過ぐること是れなり伯は其語らむとする所を語るに於て頗る無遠慮なり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...余りに了解しやすき諧謔(かいぎゃく)及び辛辣(しんらつ)に過ぐる諷刺とを喜ぶ事なり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...その見世物小屋というのは、過ぐる時代に、珍らしい印度人の槍芸(やりげい)のかかった女軽業(おんなかるわざ)の小屋で、その後一時は振わなかったのを今度、再びこの山神奇童が評判になって、みるみる人気を回復しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...この夜中に躍(おど)って過ぐる馬があります...
中里介山 「大菩薩峠」
...その攘夷論(じょういろん)があまり激烈に過ぐるという廉(かど)を以て...
中里介山 「大菩薩峠」
...それを相手に受けこたえて言う一人の浪人者、「そうでしょう、数日前、拙者の寓居を訪れてから間もない出来事なのです、あの者がこの土地の者でないことは、拙者もよく存じておりました、然(しか)るにこの土地の農者として、あの男一人がちょうさんの罪をきたという所以(ゆえん)に至っては……」と言ったのは、過ぐる日、琵琶の湖畔で、釣を試みていた青嵐居士(せいらんこじ)その人であります...
中里介山 「大菩薩峠」
......
長塚節 「長塚節歌集 中」
...長(たけ)十余丈で道を過ぐる者を...
南方熊楠 「十二支考」
...勝尾寺の証如(しょうにょ)は過ぐる所の宅必ず異香を留め...
南方熊楠 「十二支考」
...こはドロミット洞窟のけ寒く硬き床なるを幾箇の環を嵌められし巨人の白き隻脚ぞかくて十二の十年は事なきさまに燃え過ぐる...
宮沢賢治 「〔こはドロミット洞窟の〕」
...時刻はようよう夜半過ぐるころなりしが...
武者金吉 「地震なまず」
...小生の通り過ぐる時...
アルツウル・シユニツツレル Arthur Schnitzler 森林太郎訳 「アンドレアス・タアマイエルが遺書」
...雑談をしている一分間とを比較しても思い半ばに過ぐる事で...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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