...保養のために大陸を遍歴すること約一年に及んだ...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...もしそうでなかったら決して生涯(しょうがい)見ることのなかったはずの珍しく新しい国を遍歴する第一歩を踏み出すことができるのである...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...歴史を遍歴する処の理念として...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...実在のこの運動に際して実在が遍歴する処の諸段階が...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...歴史や社会の内部を遍歴する様な科学的な意義を持った体験(ディルタイなどに見られる)のことではなくて...
戸坂潤 「読書法」
...地獄の中の苦難の中を遍歴する...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...眞宗にありては右の如く諸國を遍歴する僧侶の全く無いではないが...
原勝郎 「鎌倉時代の布教と當時の交通」
...遍歴する連歌師などがあって...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...このヴァージルの案内で作者が地獄や煉獄を遍歴することになっている...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...各国の朝廷を遍歴する冒険旅行談を試みたさうであるが...
牧野信一 「痴酔記」
...而して此物語が諸國を遍歴する中には色々の標題に變つて居る...
松本文三郎 「世界に於ける印度」
...しんじつ彼は遍歴することを軽蔑して...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...わしを求めて遍歴するだろう」「呼び返すがいいだよ」杢助はふうと煙草の輪を吹いた...
山本周五郎 「似而非物語」
...諸国を遍歴するなりして...
吉川英治 「宮本武蔵」
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