...彼の主観の最奥に横たわってる運命的なものは...
豊島与志雄 「待つ者」
...実に運命的なものを見てしまったのです...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...この散歩は学生にとって運命的なものとなった...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...一種運命的なものです...
久生十蘭 「魔都」
...それは運命的なものなのだらう...
北條民雄 「孤独のことなど」
...そして自分が今何か大きな運命的なものの前で...
北條民雄 「間木老人」
...運命的なものの概念がゲーテのうちに見出され得ないかどうかといふことである...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...ところでこれらの規定はそれをもつて我々が本来の運命的なものを最もよく規定し得るものではなからうか...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...即ち運命的なものを意味した...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...外的世界も我々にとつて或る意味では運命的なものであり...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...この場合テュケー及びアナンケーが運命的なものと見られたところのいはゆる「世界」...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...偶然的なものが必然的なものの意味を含むことによつて運命的なものとなるのは...
三木清 「歴史哲學」
...凡ての運命的なものの象徴である...
三木清 「歴史哲學」
...却て本來運命的なものを豫想する非本來的な運命と見られねばならぬことは...
三木清 「歴史哲學」
...それが運命的なものと考へられるのもこのためである...
三木清 「歴史哲學」
...かかる囘歸的時間がまさに運命的なものを意味したといふことによつても知られよう...
三木清 「歴史哲學」
...そこでまた感情は運命(我々は運命的なものをかかる否定的なものとして規定した)の體驗としてその固有なるものであり...
三木清 「歴史哲學」
...その人に運命的なものでは無かったのです...
宮本百合子 「偶感一語」
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