...彼は会議室を遊弋するように歩き回った...
...船は海上を遊弋していた...
...遊弋する鳥たちの群れが青い空に映えていた...
...神秘的な曲線を描きながら遊弋する風船を見た...
...世界の真実を追求する哲学者が、自らの思索の海を遊弋するように生きる...
...近くの池で遊弋(ゆうよく)し...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...夜になると盛んに遊弋(ゆうよく)をやって賑(にぎ)やかでいい...
有島武郎 「星座」
...紅灯緑酒のちまたを遊弋(ゆうよく)した...
江戸川乱歩 「影男」
...鴨羽(かもは)の雌雄夫婦はおしどり式にいつも互いに一メートル以内ぐらいの間隔を保って遊弋(ゆうよく)している...
寺田寅彦 「あひると猿」
...彼は一党を引き具して四条通りを遊弋し...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...その中に挟まれて鯨の行く通りに遊弋(ゆうよく)することができたら...
中里介山 「大菩薩峠」
...世界の太平洋中に約一カ月を遊弋(ゆうよく)したものですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...一発は鯨の群の遊弋(ゆうよく)に向って試みてみました...
中里介山 「大菩薩峠」
...捕(とら)えらるる危険のない所で遊弋(ゆうよく)をしている...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...北側の空地(あきち)に彼等が遊弋している状態は...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...羽毛のほの白い色をうきあげながらゆるゆると遊弋していた...
久生十蘭 「泡沫の記」
...二艘の巡洋艦がたえず島の周囲を遊弋し...
久生十蘭 「フランス伯N・B」
...筆者の鼻の先を遊弋(ゆうよく)する...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...回游魚の習性を根拠とする鯨群の遊弋(ゆうよく)方向に及び...
夢野久作 「近世快人伝」
...旗のぼりを翻(ひるがえ)して遊弋(ゆうよく)している七百余艘の兵船は...
吉川英治 「黒田如水」
...――舟軍は琵琶湖上を遊弋(ゆうよく)していた...
吉川英治 「私本太平記」
...海上に遊弋(ゆうよく)している敵の水軍から...
吉川英治 「新書太閤記」
...広い世上に遊弋(ゆうよく)している奇骨異風さまざまな好漢(おとこ)どもの存在を聞くのは...
吉川英治 「新・水滸伝」
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