...若い遊冶郎と若い美人とが二人づつ...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...武士の魂は抜けて遊冶郎になり下つてしまつた...
鮎川義介 「革命を待つ心」
...金盗人と遊冶郎とにばかり目をつけてやがる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...遊冶郎(ゆうやろう)の情死との間に...
直木三十五 「南国太平記」
...種彦は丁度豊後節(ぶんごぶし)全盛の昔に流行した文金風(ぶんきんふう)の遊冶郎(ゆうやろう)を見るように両手を懐中(ふところ)に肩を落し何処(どこ)を風がという見得(みえ)で...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...江戸時代の文學は遊冶郎の戯作であつた...
永井荷風 「森先生の事」
...吉原かむりといって遊冶郎(ゆうやろう)式なのもある...
中里介山 「大菩薩峠」
...吉原へ飛んで行く遊冶郎(ゆうやろう)の中に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...まずその飲酒を禁じ遊冶(ゆうや)を制し...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...遊冶を禁ぜざるの間は...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...年来心の店の取締りは行き届きて遊冶懶惰(ゆうやらんだ)など名のる召使のために穴を明けられたることはなきや...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...およそ遊冶放蕩の悪事にあらざるより以上のことなれば...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...また東京にて花柳に戯れ遊冶(ゆうや)にふけり...
福沢諭吉 「経世の学、また講究すべし」
...内君を無視し遊冶(ゆうや)放蕩の末...
福沢諭吉 「新女大学」
...直接にその遊冶放蕩(ゆうやほうとう)を責め...
福沢諭吉 「徳育如何」
...村境の茶屋に三味線の技に長けたひとりの貌麗しい酌女が現れてゆききの遊冶郎のあぶらをしぼつてゐるとのことであるから見参に赴かうではないかと誘つた...
牧野信一 「水車小屋の日誌」
...幾分か遊冶郎(ゆうやろう)めいたところがあった...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「なぐり合い」
...一人の遊冶郎の美的生活は家庭の荒寥となり母の涙となり妻の絶望となる...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??