例文・使い方一覧でみる「前半生」の意味
スポンサーリンク...忠敬の前半生伊能忠敬は... 
石原純 「伊能忠敬」
...彼の前半生は決して幸福とは云（い）われなかったのでしたが...
石原純 「伊能忠敬」
...多彩な彼の前半生について長時間語つた...
犬養健 「亜剌比亜人エルアフイ」
...彼の前半生は――といってももはや後半生も残り少なになっているのであるが――かかることの絶えざる繰りかえしであった...
犬田卯 「沼畔小話集」
...のみならず彼の前半生の「行状」もまたあいまいであった...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Ｑ正伝」
...私は彼女の前半生を殆ど全く知らないと言つていい...
高村光太郎 「智恵子抄」
...齋藤常次郎氏は、いま、たはむれに書畫骨董をあきなつて居られる由であるが、そのひとがら、その前半生、明治初年に沒したる大通中の大通細木香以を思はせる態の灑脱の趣があるのである...
太宰治 「人物に就いて」
...というような前半生から...
田中英光 「さようなら」
...前半生の過誤と罪悪とを償うように努めたので...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...私の前半生はこゝに終つた...
種田山頭火 「其中日記」
...Durtal は真の生活に入らうとして少くとも多艱多難のその前半生を背景としてゐる...
田山録弥 「J. K. Huys Mans の小説」
...前半生に面白い話を持て居そうな女だ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...後半生のために夢のごとくなった前半生とを感じながら...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...前半生記と云うような物を...
直木三十五 「死までを語る」
...前半生を新聞ですごし...
野村胡堂 「胡堂百話」
...あまりにも前半生に罪を作っているので極端に警戒性の発達した鐘五郎は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...小説的な前半生があるのかもしれない...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...そのひとつ前の章――即ち孝助が主人飯島平左衛門に前半生を物語り...
正岡容 「我が圓朝研究」
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