...若殿の遊び相手をやらされて...
太宰治 「新釈諸国噺」
...まことに仲のいい遊び相手であった...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...さしあたり好い遊び場と遊び相手を奪われた形で...
谷崎潤一郎 「細雪」
...あけくれわたくしを遊び相手になされまして...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...昔みのるがお手玉を取つたり鞠を突いたりして遊び相手になつた總領の娘は...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...子供を遊び相手にしてやろうとの心を起したのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...遊び相手がなくてひとりさびしくいるとき...
新美南吉 「花をうめる」
...夫人の遊び相手は...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...可愛い遊び相手なんですよ! ちょっと私達を出して下さい!』『あれは何だろう?』とパンドーラは考えました...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...小さな弟のほんの遊び相手をしている位のものだった...
堀辰雄 「麦藁帽子」
...それからその幼時の私のたった二人っきりの遊び相手だった彼女たちと...
堀辰雄 「幼年時代」
...そんなものをつけて行くと誰も遊び相手になつて呉れないので厭がつたが母親が無理に着せさせるので...
牧野信一 「小川の流れ」
...あの六人の遊び相手の魂は...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...遊び相手を欲しがって常は疳癪(かんしゃく)を恐れて避けている弟をもお祖母様の傍(そば)に呼んで飯事(ままごと)の旦那(だんな)様にするのであったが...
水上滝太郎 「山の手の子」
...姫宮がたもお隠れにならないで賢い遊び相手としてお扱いになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...陛下もよいお遊び相手のように思召された...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...升屋には遊び相手もいないし...
山本周五郎 「風流太平記」
...メンコの遊び相手に...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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