...秋日かなの筆のつづきか...
小穴隆一 「二つの繪」
...秋日和、それはつめたさとぬくさとが飽和して、しんみりとおちつかせる、しづかで、おだやかで、すべてがしみ/″\として...
種田山頭火 「其中日記」
...十月七日まつたく秋日和...
種田山頭火 「其中日記」
...杜甫の『秋日詠懷一百韻』の中に六朝の畫聖顧之の名を一字省いて顧といひ...
土井晩翠 「「イーリアス」例言」
...秋日和(あきびより)と名のつくほどの上天気なので...
夏目漱石 「門」
...間もなく素晴らしい秋日和(あきびより)になって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...良い秋日和で」「そんなこともあつたかなア」「あつしがお葉を兩國橋で助けたのも嘘(うそ)なら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「秋日和(あきびより)の庭は一入(ひとしお)の風情だろう...
野村胡堂 「礫心中」
...凧のかげ夕方かけて読書かな夕立やかみなり走る隣ぐに沓かけや秋日にのびる馬の顔鯛の骨たたみにひらふ夜寒かな秋ふかき時計きざめり草の庵石垣に冬すみれ匂ひ別れけり彼の俳句の風貌は...
萩原朔太郎 「小説家の俳句」
...戒壇院の松林にてきょうはまたすばらしい秋日和(あきびより)だ...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...秋日に照る松叢を見ていた...
宮本百合子 「秋の反射」
...今日はいい秋日和...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...今日も秋日和です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それはまぎれもない秋日和の感じです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...四穏やかな秋日和がつづいている...
室生犀星 「童話」
...そのうち秋日和に窓を開けていて...
森鴎外 「雁」
...秋日和であったが強い北風が吹いていた...
山本周五郎 「青べか日記」
...この秋日本を去らざるを得なかったカブラル――も一緒であった...
和辻哲郎 「鎖国」
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