...御出(い)で遊ばすという...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...ちゃんとすわっておいで遊ばすのを見ますと...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...先づこの女を阿呆拂(あはうばら)ひに遊ばすやう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何處へお出遊ばすのと岸破(がば)と起きて...
樋口一葉 「うつせみ」
...はじめの中は何か串談(じようだん)に態(わざ)とらしく邪慳(じやけん)に遊ばすのと思ふてをりましたけれど...
樋口一葉 「十三夜」
...あの方が少しでも当てに遊ばすようなことは...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...今度王様が御妃を御迎え遊ばすに就いて...
夢野久作 「白髪小僧」
...彼は子供を遊ばすことが何よりも上手であった...
横光利一 「赤い着物」
...よくよく性(しょう)を失っておいで遊ばすと見える...
吉川英治 「剣難女難」
...お出向き遊ばすなら...
吉川英治 「三国志」
...露(あらわ)にいうを避けておいで遊ばすゆえ...
吉川英治 「三国志」
...無駄にお生命(いのち)をすてに逸(はや)り遊ばすようなもの...
吉川英治 「新書太閤記」
...ほんとに旅立ち遊ばすのやも知れぬ...
吉川英治 「新書太閤記」
...うろたえ遊ばすな...
吉川英治 「新・水滸伝」
...共に空想を遊ばすことにしておいていただきたい...
吉川英治 「新・水滸伝」
...(どんなに窶(やつ)れておいで遊ばすことか)と...
吉川英治 「親鸞」
...それを君公の御参覲(ごさんきん)遊ばす街道のかたわらに埋めていただければ辱(かたじけな)い...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...似ておいで遊ばすことを……...
吉川英治 「日本名婦伝」
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