...カフェで本を読むのが逸民の楽しみです...
...彼は逸民的なライフスタイルを送っている...
...逸民として田舎に住んでいる人も多い...
...彼女は逸民のような風貌をしている...
...逸民的な生き方に憧れている...
...衣食足って――礼節の方は知らぬが――銀行に特別当座預金でもあろうという泰平の逸民が...
石川欣一 「可愛い山」
...ビスマルク等を独逸民族の根と葉なりとせば...
石川啄木 「渋民村より」
...局長が官界の逸民たる高橋健三で...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...古川は卓落不覊(ふき)の逸民...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...直ぐにも目的を捨てようとするのは太平の逸民たる所為(しょい)である...
大隈重信 「青年の天下」
...西北の風は大和の逸民を...
竹越三叉 「世界の日本乎、亞細亞の日本乎」
...図ハ浪華逸民菅楯彦ノ作デアル...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...そうして浮気な道楽者の太平の逸民とである...
寺田寅彦 「柿の種」
...余なる一個の逸民と時代一般との対照もおのづから隠約の間に現し来ることを得べし...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...二百余年の泰平に撫育(はぐく)まれた安楽な逸民であるといわぬばかり...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...人を茶に浮かして興がることに生きている一代の逸民...
中里介山 「大菩薩峠」
...余のごときは黄巻青帙(こうかんせいちつ)の間(あいだ)に起臥(きが)して書斎以外にいかなる出来事が起るか知らんでも済む天下の逸民(いつみん)である...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...太平の逸民である...
夏目漱石 「猫の広告文」
...言葉でいふと見るからに泰平なる逸民の...
牧野信一 「半島の果にて」
...独逸民族の興亡を賭(と)して戦っている...
夢野久作 「戦場」
...独逸民の生死のわかれ目の運命は...
夢野久作 「戦場」
...これで毒がなかったらなどという望みは、逸民の慾だ、ちり鍋の春菊が赤くなった頃によく出る囈言(たわごと)である...
吉川英治 「河豚」
...一種の逸民と認めて...
吉川英治 「宮本武蔵」
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