...しかもポーランドに進出すると冬が来る...
石原莞爾 「戦争史大観」
...オランダの中立を侵犯しないとせば独軍の主力軍がマース左岸に進出するのにオランダ国境からナムール要塞の約七十キロを通過せねばならず...
石原莞爾 「戦争史大観」
...支那までも進出するに至りました...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...キュウシュウ地方にはまだ進出することはできなかった...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...そうして現在の魔酔的雰囲気(ふんいき)の中にいながらしかもその魔酔作用に打ち勝って新しい領土の開拓に進出することを希望してやまないものである...
寺田寅彦 「映画芸術」
...しかし乙はその自由のためにかえって甲の先をくぐって積極的に進出する事もあるし...
寺田寅彦 「蒸発皿」
...こうやってフロイト精神分析学は社会心理学――特にここでは群衆心理学――の領域へと進出する(フロイト主義による社会心理学一般に就いては二に於て述べた)...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...故に方法概念が概念的運動に於て対象と対立するものとしての兵站を進出する時...
戸坂潤 「科学方法論」
...中程まで進出すると...
豊島与志雄 「渡舟場」
...近時は科学芸術方面にも進出する者が多いとのことで...
野上豊一郎 「七重文化の都市」
...そのような女性の最も多く進出する処は...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...まづ社會進出する前の自分を確乎と試錬してみるがよい...
吉川英治 「折々の記」
...外交的にも進出するかたわら...
吉川英治 「三国志」
...そこが中原(ちゅうげん)へ進出する段階だからである...
吉川英治 「新書太閤記」
...御坊塚へ進出する直前まで...
吉川英治 「新書太閤記」
...しかし、都市建設のすがたをもって、人智と人力が、進出する時、そこの自然は、極端にまで無視されてゆく...
吉川英治 「新書太閤記」
...アフリカの砂漠を進出するモスクワの夜の娘...
吉行エイスケ 「恋の一杯売」
...近代ヨーロッパが中世の閉鎖性を破って外に進出するという傾向を最も直観的に示しているものであるが...
和辻哲郎 「鎖国」
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