...吾人は「求める者」の群を捨てゝ新しい途に進むだけの勇氣を持たなければいけない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...更に幾多の方向に進むべき機會に遭遇してゐた事に就いては...
石川啄木 「大硯君足下」
...理解の進むに従って統制を強めて行かねばならない...
石原莞爾 「戦争史大観」
...或は目的に向つて進むことあるも初より低き目的に向つて努力するが如き全てこれ等の原因は悉くかの不幸なる家族生活に起因するものであるといふことを深く考へたものがあるだらうか...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...すると一歩一歩と進む毎に海賊どもの声がだんだん近くにがやがや言っているのが聞えて来た...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...情(つれ)なき諫言を進むるも...
高山樗牛 「瀧口入道」
...快鞭揮ひ驅り進む...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...まだ戰鬪の烈しさに進むを避けつためらへり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...上の学年に進むのですから...
豊島与志雄 「ふしぎな池」
...山査子(さんざし)の株を縫うように進むのであったが...
ガールシン 二葉亭四迷訳 「四日間」
...夕食会が滞りなく進むのは訓練された家政のたまもの...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...私の歌が進むにつれてだんだんステージの方に近づいて来られ...
三浦環 「お蝶夫人」
...電燈をひねるまで真直を見て足さぐりで進む...
宮本百合子 「顔を語る」
...是は亡兄画策の功程(こうてい)が一歩を進むることを得たのだと云ふことである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...いかに美的鑑賞が進む日が来ても裏切られる場合は決してないでしょう...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...民衆に適する「茶道」へと進むであろう...
柳宗悦 「民藝四十年」
...すなわちただ一歩を進むれば...
柳田国男 「山の人生」
...陳倉道のほうばかりでなく、ここの陣地も引き払おうと思う」「そして、どこへ進発なさいますか」「いや、進むのではない、漢中へしりぞくのだ」「はて...
吉川英治 「三国志」
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