...徐(しづ)かに高き家の軒を並べたるガエタの灣(いりえ)に進み入る...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...他方では自然科学者が哲学の研究に進み入るものの多いことであります...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
... 265トロイア並びにアカイアの二軍の中に進み入る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...亂軍のなか進み入る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...其のあとより舞踏手と見物と吾れさきに進み入る...
徳富盧花 「燕尾服着初の記」
...町幅がしだいに狭くなって長めの漏斗(じょうご)の中へでも進み入るがようだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...其(そ)の進み入る道筋(みちすぢ)だけ...
永井荷風 「すみだ川」
...北には三角形なすジブラルタルの岩山(いはやま)を見ながら地中海に進み入る時...
永井荷風 「黄昏の地中海」
...一歩二歩(ひとあしふたあし)とだんだん路地の中へ進み入ると...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...能登守は刀を提げて大広間へ進み入ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...扉をあけて進み入るとこれもまつ暗なまるで物置のやうながらんとした部屋なのだ...
南部修太郎 「阿片の味」
...用心深く停車場へ進み入ると...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「鉄道事故」
...不安と好奇心で日に日に少しずつ繁(しげ)った枝を潜(くぐ)り潜り奥深く進み入るようになった...
水上滝太郎 「山の手の子」
...いちが先に立つて門内に進み入ると...
森鴎外 「最後の一句」
...(進み入る...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...5805かくて空しき境に進み入るなり...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...市街へ進み入ると...
吉川英治 「三国志」
...簾の内へ進み入るなり...
吉川英治 「私本太平記」
便利!手書き漢字入力検索