...『禅門法語集』や『白隠(はくいん)全集』を頻(しき)りに精読し...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...禅は思想上のキューリオ、精神上の催眠剤であって、今日の紛糾錯綜入乱れた文化の葛藤を解決し制馭(せいぎょ)する威力のないものであるというのが二葉亭の禅に対する断案で、何かの茶咄(ちゃばなし)のついでに一休(いっきゅう)は売僧(まいす)、白隠は落語家、桃水(とうすい)和尚はモーズレーの研究資料だと茶かした事があった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...白隠の片手の意味をさらに大きく拡張し...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...三合の病いに八石五斗の物思いあの名高い白隠禅師の語録の中に...
高神覚昇 「般若心経講義」
...有名な白隠禅師がお寺で提唱していたときのこと...
高神覚昇 「般若心経講義」
...そこで白隠は、「その呪いはいったい誰が作られたか、阿弥陀(あみだ)さまはどこにおられる仏さまか...
高神覚昇 「般若心経講義」
...留守だという不思議な答えを聞いた白隠は...
高神覚昇 「般若心経講義」
...これにはさすがの白隠もスッカリ感心したという話が伝わっています...
高神覚昇 「般若心経講義」
...白隠と並べて見ました...
中里介山 「大菩薩峠」
...白隠和尚は船の中で眠って...
中里介山 「大菩薩峠」
...一番上に白隠和尚(はくいんおしょう)の遠良天釜(おらてがま)と...
夏目漱石 「草枕」
...白隠和尚(はくいんおしょう)の弟子の東嶺(とうれい)和尚とかいう人の編輯(へんしゅう)したもので...
夏目漱石 「門」
...白隠和尚(はくいんおしょう)はその檀家(だんか)の娘が妊娠して和尚(おしょう)の種子(たね)を宿したと白状したとき...
新渡戸稲造 「自警録」
...すなわち白隠和尚(はくいんおしょう)の態度のごときは日(ひ)ごろの修養ある者でなければ...
新渡戸稲造 「自警録」
...白隠の言葉を借用して聖人の行為を真似(まね)る虞(おそれ)が多い...
新渡戸稲造 「自警録」
...白隠(はくいん)の談(はなし)は美事であるが...
新渡戸稲造 「自警録」
...在家の弟子には、岡本喜広(おかもとよしひろ)、石河昌勝(いしかわまさかつ)、中院通村卿(なかのいんみちむらきょう)、狩野探幽などがあり、なおずっと下っては、白隠を出し、白隠下の禅風みな、愚堂の法系をひいている...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...にんじんに白隠元(しろいんげん)をつめ込ませる...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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