...これから画を描いて進ぜる...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...それならすぐにも描いて進ぜるから...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...気晴らしに面白いものを見せて進ぜるから...
中里介山 「大菩薩峠」
...一(ひと)くべ火を焚いて進ぜる」と言って兵馬は...
中里介山 「大菩薩峠」
...「命さえ助けてくるるなら伯父様に王の位を進ぜるものを」と兄が独(ひと)り言(ごと)のようにつぶやく...
夏目漱石 「倫敦塔」
...わしが代りに書いて進ぜるから...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...お袖は帰して進ぜる...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...萬一お前が勝つたら娘はノシをつけて唯進ぜる――と」「威勢が良いな...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お二人ずつ分けて進ぜる...
森鴎外 「山椒大夫」
...悪いようにはせんけんで一所(いっしょ)に来さっせえちうたら……」「関所の抜け道も教えて進ぜるけに……」「……エッ……」若侍は一瞬間キッとなったが軈(やが)て又ヒッソリと低頭(うなだ)れた...
夢野久作 「斬られたさに」
...連れて帰るというのならば呼び起しても進ぜるが...
吉川英治 「江戸三国志」
...いかようにもお力にはなって進ぜる...
吉川英治 「私本太平記」
...匿(かくま)って進ぜる...
吉川英治 「新書太閤記」
...母上を呼びもどして来て進ぜる』惣右衛門が走ろうとすると...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...どう召された」「負って進ぜる...
吉川英治 「親鸞」
...その薬を届けて進ぜる」と...
吉川英治 「平の将門」
...取次ぎをして進ぜるのみだ」「…………」「それも嫌ならもう一つ方法がある...
吉川英治 「宮本武蔵」
...沢庵もその時にはとりなして進ぜる」「……では」「待て」「はい」「立ちがけに江戸に廻れ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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