例文・使い方一覧でみる「逮夜」の意味

...... の読み方
芥川龍之介「芥川龍之介歌集」

...そうして十四日の逮夜の夜は... そうして十四日の逮夜の夜はの読み方
谷崎潤一郎「聞書抄」

...何んかしら上の空の逮夜（たいや）が營まれてをります... 何んかしら上の空の逮夜が營まれてをりますの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...錢形の親分さん」「昨夜は忙しいことだつたらうな」「そりや逮夜（たいや）の法事ですもの...
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...心ばかりの逮夜（たいや）を営みたいという... 心ばかりの逮夜を営みたいというの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...客というのは、近所の衆がほんの二、三人、それに小僧の定吉の叔母――お里という物の影のような、淋しい中年女が加わって、逮夜の僧の、眠そうな経が済むと、かなり贅沢な精進料理に、これも吟味したらしい酒が出ました... 客というのは、近所の衆がほんの二、三人、それに小僧の定吉の叔母――お里という物の影のような、淋しい中年女が加わって、逮夜の僧の、眠そうな経が済むと、かなり贅沢な精進料理に、これも吟味したらしい酒が出ましたの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...半兵衛の初七日の逮夜（たいや）で... 半兵衛の初七日の逮夜での読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...娘お菊の初七日の逮夜（たいや）の晩... 娘お菊の初七日の逮夜の晩の読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...初七日の逮夜で、親類方や御近所の方も見えるやうになつてをりましたが、主人は娘が死んだ物干の上で、逮夜の坊さんに一とくさり有難いお經でも上げて貰ひたいと、晝のうちから申してをりましたが、その下檢分のつもりでせう、暗くなつてから一人で物干へ登つて行きましたが、しばらく經つても下りて參りませんので、私が小僧の寅松に手燭（てしよく）を持たせて、二人で行つて見ますと、――あの通りの姿で死んでをりました」「――」主人の義弟――支配人の治八郎は説明するのです... 初七日の逮夜で、親類方や御近所の方も見えるやうになつてをりましたが、主人は娘が死んだ物干の上で、逮夜の坊さんに一とくさり有難いお經でも上げて貰ひたいと、晝のうちから申してをりましたが、その下檢分のつもりでせう、暗くなつてから一人で物干へ登つて行きましたが、しばらく經つても下りて參りませんので、私が小僧の寅松に手燭を持たせて、二人で行つて見ますと、――あの通りの姿で死んでをりました」「――」主人の義弟――支配人の治八郎は説明するのですの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...「昨夜逮夜の坊主の來た時刻は？」「騷ぎがあつてから半刻（はんとき）も經つた頃でした」治八郎は側から答へました... 「昨夜逮夜の坊主の來た時刻は？」「騷ぎがあつてから半刻も經つた頃でした」治八郎は側から答へましたの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...昨夜の越前屋さんの逮夜は前からわかつてゐるから... 昨夜の越前屋さんの逮夜は前からわかつてゐるからの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...ところで明後日が岩三郎の初七日とすると明日の晩は逮夜（たいや）じゃないか」「此間の顔触れが又集まるそうですよ... ところで明後日が岩三郎の初七日とすると明日の晩は逮夜じゃないか」「此間の顔触れが又集まるそうですよの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...逮夜の坊さんが帰ったのは薄明るいうち... 逮夜の坊さんが帰ったのは薄明るいうちの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...昨夜はその逮夜（たいや）で... 昨夜はその逮夜での読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...亡君の逮夜（たいや）には精進（しょうじん）を守り... 亡君の逮夜には精進を守りの読み方
福沢諭吉「学問のすすめ」

...日も暮るれば死人をうちに容（い）れて逮夜（たいや）せんと... 日も暮るれば死人をうちに容れて逮夜せんとの読み方
宮崎湖処子「空屋」

...中の中の小坊（こぼう）さん　なァぜに背が低い親の逮夜（たいや）にとゝ食（く）うて　それで背が低いというのであったが... 中の中の小坊さん　なァぜに背が低い親の逮夜にとゝ食うて　それで背が低いというのであったがの読み方
柳田国男「こども風土記」

...二三同じ人の二七日の逮夜（たいや）に... 二三同じ人の二七日の逮夜にの読み方
柳田国男「遠野物語」

「逮夜」の読みかた

「逮夜」の書き方・書き順

いろんなフォントで「逮夜」