...あるとき友人の劇作家 J. M. Barrie と連れ立つて...
薄田泣菫 「茶話」
...仏蘭西に都を遷してゐた白耳義国王が皇后と連れ立つて...
薄田泣菫 「茶話」
...その頃まだ達者でゐた法隆寺の老男爵北畠治房(きたばたけはるふさ)氏と一緒に連れ立つて...
薄田泣菫 「中宮寺の春」
...敬君が実家を見舞ふといふので、連れ立つて街へ...
種田山頭火 「其中日記」
...二人連れ立つて戻る...
種田山頭火 「其中日記」
...夜、樹明来、連れ立つて、どしや降りの中を街へ、そしてそれからそれへ飲みあるく、とろ/\がどろ/\になつて帰庵、御苦労々々々...
種田山頭火 「其中日記」
...一緒に連れ立つて来てゐるBの伴侶(つれ)が...
田山録弥 「山間の旅舎」
...毎夜連れ立つて、ふけそめる本所の町、寺と倉庫の多い寂しい道を行く時、案外暖く、月のいゝ晩もあつた...
永井荷風 「雪の日」
...宿の若者が連れ立つ...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...實川の谷奧に小屋掛して曲物(まげもの)を作つてゐる平野重太郎といふ老人と連れ立つ...
沼井鐵太郎 「黒岩山を探る」
...「厭だわ、なんだつて、來たの」「なんだつてつて、僕は、何もかも申上げちやつた」「あらま、呆れた」彼女が睨んで、笑ふと、かねて彼女からよく聞かされてゐる、英雄であるはずの彼は、從順にはにかんで、連れ立つて、一つ傘で歸つていつた...
長谷川時雨 「傘」
...そして二人連れ立つて歸つて行つた...
三好十郎 「肌の匂い」
...久保正三と私の二人は連れ立つてそこを出た...
三好十郎 「肌の匂い」
...連れ立つて元のアパートへ行く...
三好十郎 「肌の匂い」
...二人は話もせず一緒に連れ立つて歩かうともしないで...
室生犀星 「神のない子」
...彼は毎日祖母と連れ立つて母の墓へ行つて...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...父親と連れ立つて彼女はこの廣場を横切つて來たのであつた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...二人は連れ立つて華かな最後の夕陽に照らされて...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??