...劍持と私と連れ立つて歸る時...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...わが子の三斎と連れ立つて烏丸家を訪ねたことがあつた...
薄田泣菫 「茶話」
...紹鴎は相客の三四人と連れ立つて露地に入つたが...
薄田泣菫 「茶話」
...仏蘭西に都を遷してゐた白耳義国王が皇后と連れ立つて...
薄田泣菫 「茶話」
...いつも薬草採りには二人連れ立つて山に遊んでゐた人に許邁といふ道士があつた...
薄田泣菫 「独楽園」
...二人連れ立つて戻る...
種田山頭火 「其中日記」
...夜、樹明来、連れ立つて、どしや降りの中を街へ、そしてそれからそれへ飲みあるく、とろ/\がどろ/\になつて帰庵、御苦労々々々...
種田山頭火 「其中日記」
...すぐ連れ立つて湯田駅から上り列車へ乗り込む...
種田山頭火 「其中日記」
...因みにいふ、明治廿五六年のころだと憶ふ、不知菴と戸川残花とに勧められて、三人連れ立つて、数寄屋橋河岸(?)の或人相見を訪ねたことがある...
坪内逍遙 「斎藤緑雨と内田不知菴」
...連れ立つともなく...
豊島与志雄 「猫捨坂」
...故人と二人連れ立つて向島の百花園あたりへ行つた時のことである...
長塚節 「記憶のまゝ」
...寒いから私と三吉さんとは火をたいて煖(あたたま)つて居る処へ三人が連れ立つて帰りましたから...
楢崎龍、川田雪山 「千里駒後日譚」
...實川の谷奧に小屋掛して曲物(まげもの)を作つてゐる平野重太郎といふ老人と連れ立つ...
沼井鐵太郎 「黒岩山を探る」
...現にお葉と連れ立つて來た杵太郎を見た眼の色は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「厭だわ、なんだつて、來たの」「なんだつてつて、僕は、何もかも申上げちやつた」「あらま、呆れた」彼女が睨んで、笑ふと、かねて彼女からよく聞かされてゐる、英雄であるはずの彼は、從順にはにかんで、連れ立つて、一つ傘で歸つていつた...
長谷川時雨 「傘」
...お焔魔樣へのお參りに連れ立つて通る子供達の奇麗な着物きて小遣ひもらつて嬉しさうな顏してゆくは...
樋口一葉 「にごりえ」
...ルリさんと連れ立つて歸ることになり...
三好十郎 「肌の匂い」
...連れ立つて元のアパートへ行く...
三好十郎 「肌の匂い」
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