...「さねかづら取りて京の歴々の女中方へ売べしと逢坂山(あふさかやま)にわけ登り」しが...
芥川龍之介 「案頭の書」
...比叡(ひえい)おろしの吹きすさぶ中を逢坂山(おうさかやま)へかゝりながら涙を流した...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...かつて竜之助が逢坂山(おうさかやま)で田中新兵衛と果し合いをした時に...
中里介山 「大菩薩峠」
...十七逢坂山(おうさかやま)の大谷風呂を根拠地とした不破の関守氏は...
中里介山 「大菩薩峠」
...逢坂山の裏手から細道伝いに...
中里介山 「大菩薩峠」
...物静かなこの逢坂山の大谷風呂の奥の間が...
中里介山 「大菩薩峠」
...この人の姿を逢坂山の上で見る...
中里介山 「大菩薩峠」
...近江から京都へ越える逢坂山には走り井の餠がある...
長塚節 「旅行に就いて」
...そしてこの逢坂山(昔は相坂(あうさか)とも合坂(あうさか)とも書いた)は元来山城と近江との界にあって東海道筋に当り...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...行くかたをながめもやらんこの秋は逢坂山を霧な隔てそこんな歌を口ずさんでいた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...今の逢坂山はあれは誰がしても失敗したもんだが...
横光利一 「旅愁」
...すぐ逢坂山にさしかかる...
横光利一 「旅愁」
...車窓は逢坂山のトンネルに入っていった...
横光利一 「旅愁」
...逢坂山(おうさかやま)をはさんで...
吉川英治 「私本太平記」
...まだ短夜(みじかよ)も明けない逢坂山(おうさかやま)の木立の上に...
吉川英治 「新書太閤記」
...逢坂山の高所から眺め知った平安の都は...
吉川英治 「平の将門」
...逢坂山(おうさかやま)の杉木立が魔のように見えて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...まッ黒なちぎれ雲――逢坂山(おうさかやま)の肩だけに...
吉川英治 「鳴門秘帖」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??