...逞しく生きよう、とね...
高見順 「如何なる星の下に」
...それは何かの意味をもってソドム的悦楽を逞しくすることが出来る...
中井正一 「「壇」の解体」
......
中島敦 「河馬」
...中には筋骨が逞しくて丈夫そうに見える人も沢山あるが...
中谷宇吉郎 「温泉1」
...逞しくて智的な男振りに関心を持つように見え...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...身体なども逞しくさえ見えたのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...彼等の所謂「世界的不景気」なるものゝ暴風が次第に逞しく荒れ始めるに伴れて...
牧野信一 「熱海線私語」
...クルマだけがいとも逞しく虚空に向つて翼を伸べてゐた...
牧野信一 「沼辺より」
...例によつて臆測を逞しくすると...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...ステイジ用のトランク運びで逞しくなるとは面白い世の中ですね...
宮本百合子 「裏毛皮は無し」
...「彼らは強く逞しく・厚い革をきた・馬を持っていた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...また四肢が逞しく強そうで吼(ほ)え声も高く恐ろしげなところから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...あらん限りの空想や妄想を逞しくする時間が殖えて来た...
夢野久作 「鉄鎚」
...彼独特の奇怪な犯行を逞しくして来た...
夢野久作 「白菊」
...あられもない想像を逞しくしながら...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...強く逞しく見えて来た...
横光利一 「馬車」
...それぞれ逞しく盛り繁った態勢のまま拳を振り上げて...
横光利一 「旅愁」
...――これを呉に較べてみれば、呉は富強にして山川沃地広く、兵馬は逞しく、長江の守りは嶮...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索