...骨格逞しいアイノの鬚武者が...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...杉田の日焼した逞しい顔をじろじろと見つめ...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...奇妙な甲虫(かぶとむし)櫟林(くぬぎばやし)は巨人群像のように、逞しい枝を張り、生々した梢を大空の方にグッと伸ばしていた...
海野十三 「地球盗難」
...憎々しい惰弱な病的な汽笛や不平な野心の逞しい機械の音よりどの位...
千家元麿 「自分は見た」
...――逞しい強い小説というのはそういう意味だが...
高見順 「如何なる星の下に」
...逞しい闘者となりたい...
豊島与志雄 「反抗」
...五町のあひだ幾百年をへた老木が天に逆らふ巨怪のごとく逞しい枝を撓め伸ばして風と揉合つてるさまはまことに壮観であり...
中勘助 「府中のけやき」
...右の二人の逞しい...
中里介山 「大菩薩峠」
...逞しい双腕に泡立つ浪を逐ひまくし...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集≪学校時代の詩≫」
...少し逞しいが目方の確(しっか)りした銀煙管まで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一体この憤つてばかりゐるやうな逞しい沈黙振りや...
牧野信一 「その村を憶ひて」
...君等の胸には熱した血とゆたかな逞しい骨肉とが豊饒な土地のようにひろがっている...
百田宗治 「地を掘る人達に」
...逞しい肩をみせ、しっかりとした、大きな歩調でずんずん去ってゆく...
山本周五郎 「契りきぬ」
...妖気(ようき)を発する程の逞しい躰躯(たいく)や...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...あれで算盤弾くかと思われる筋骨逞しい立派な若侍じゃ...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...いよいよ壮年期の逞しいさかりへかかって...
吉川英治 「剣の四君子」
...おからだの逞しい兄宮大塔のよそおいは...
吉川英治 「私本太平記」
...自分の襟がみを吊るしあげている逞しい腕を...
吉川英治 「宮本武蔵」
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