...同 五月二十八日 サー・デビー逝く...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...彼の逝くや朝露の如し...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...彼逝くと雖も彼逝かず...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...ニュートンは一七二七年の三月三十一日に八十四歳の高齢で逝くなったのでした...
石原純 「ニュートン」
...第二回昨晩は後世へわれわれが遺して逝くべきものについて...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...あんなに早く逝くものかネ」「僕は大将の邸で...
海野十三 「火葬国風景」
...十八日、石井露月逝く...
高浜虚子 「五百句」
...夏の逝くころ、私はゆえもなく紀の国の外側の輪廓を海岸や浪の上を辿りいちばん慌しくめぐった...
立原道造 「夏秋表」
...――あゝ逝くものは逝く...
種田山頭火 「一草庵日記」
...・梨の花の明けてくる・咲いてゐる白げんげも摘んだこともあつたが・竹藪のしづもりを咲いてゐるもの・蕗をつみ蕗を煮てけさは麦笛ふく子もほがらかな里雑草ゆたかな春が来て逝く・播いてあたゝかな土にだかせる・おもひではあまずつぱいなつめの実・いらだたしい小鳥のうたの暮れてゆく・ぬいてもぬいても草の執着をぬく昨夜はとう/\徹夜...
種田山頭火 「其中日記」
...逝く年のあらゆる想いを乗せて音もなく波を辷(すべ)って行く...
寺田寅彦 「まじょりか皿」
...友邦を救ふが爲に恩愛の妻に別れてこゝに逝く...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...』257 此二人はトロイア戰爭以前に逝く...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...その幻を胸にしながら逝くかとおもうと...
直木三十五 「南国太平記」
...その町田君も昨年逝くなった...
平林初之輔 「黒岩涙香のこと」
...誰一人額に手をふれる人もやさしい涙にその今はの床をうるおすものもなくて逝く魂ほど淋しい不安なものはあるまい...
宮本百合子 「悲しめる心」
...文化十年には尾藤二洲六十九にて逝く...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...半兵衛は弟の竹中重門と小姓を呼んで、静かに身を起してもらい、秀吉に向って、謹しんで半生の恩顧を謝し、そして語気常のごとく、「人の死は、梢(こずえ)のものが、地に帰するようなもので、逝く者は無情、残る者は有情といえ、これを春秋の大処から観れば、極めて平凡な自然のすがたでしかありません...
吉川英治 「黒田如水」
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