...革命の健児一たび逝きて...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...三軍電のごとく逝きき...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...ふた親ともに逝きまして...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...かえって朋輩のやさしい心に感謝して逝きました...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...曩(さき)に泊雲逝き今又村家亡(な)し...
高浜虚子 「六百句」
...やがて夏も逝き、秋も定まった一日、私はふたたび先生の庭に客となった...
立原道造 「夏秋表」
...逝きたる英雄に憐憫加へ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...さあれ日は過ぎ月は逝き...
中原中也 「海の詩」
......
中原中也 「山羊の歌」
...親も逝き子も逝きて...
夏目漱石 「薤露行」
...ケベル兩先生逝き...
西田幾多郎 「井上先生」
...哀れ二十一の秋の暮一村しぐれ誘はれて逝きぬ...
一葉 「暗夜」
...死ぬと思われなかった貞丈まず逝き...
正岡容 「寄席行燈」
...先に逝きます」「駄目よ駄目よそんな」しっかり抱き合って...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...私いつでも御一緒に逝きます...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...君逝きし二十六日...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...平家二十年の栄花もつかのま、重盛は逝き、相国清盛もようやく老い、福原開港の業成って、日宋交流の途が開かれたよろこびも、一面、不遇の源氏党や、飢餓疫病の年々に苦しむ衆民のよろこびとはならず、治承四年、以仁王を盟主とする源三位頼政らの宇治川合戦を口火として、平家を討たんの声は、澎湃(ほうはい)として、諸国三道の合言葉となった...
吉川英治 「随筆 新平家」
...……考えてみると、当初の発頭人たる大掾国香は死に、源護も逝き、その子の扶、隆、繁も相次いで戦歿し、今また良正も病死した...
吉川英治 「平の将門」
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