...革命の健児一たび逝きて...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...私が同胞を愛した記念碑を置いて逝きたい...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...できるならばわれわれの生まれたときよりもこの日本を少しなりともよくして逝きたいではありませんか...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...三軍電のごとく逝きき...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...先生は逝きたまひけりその事のあまり大きく語るに惑ふ生き死にのさかひはすでに打越えてゐたまひにけむしかは思へどもぐ/\とみくち大きくうごかしてハムレット...
相馬御風 「坪内先生を憶ふ」
...非風君は北海道に去り、古白君は逝き、子規、飄亭両君は従軍したその頃の東京は淋(さび)しかった...
高浜虚子 「子規居士と余」
...曩(さき)に泊雲逝き今又村家亡(な)し...
高浜虚子 「六百句」
...此世を辭して金髮のメレアグロスも亦逝きぬ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...昭和七年六月二十三日に姉の照子は二十七歳で逝き...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
......
中原中也 「山羊の歌」
...親も逝き子も逝きて...
夏目漱石 「薤露行」
...春の逝きかけた淺緑の山の手前を...
林芙美子 「大島行」
...死ぬと思われなかった貞丈まず逝き...
正岡容 「寄席行燈」
...はた我に先だつて彼の逝きたるは彼も我も世の人もつゆ思ひまうけざりしをや...
正岡子規 「墨汁一滴」
...昌谷逝き、先考も亦逝き、今や存するものは唯松田君あるのみに候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...あの世の夢を楽しみに逝きますわ...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...文化九年には山本北山六十一にて逝き...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...……考えてみると、当初の発頭人たる大掾国香は死に、源護も逝き、その子の扶、隆、繁も相次いで戦歿し、今また良正も病死した...
吉川英治 「平の将門」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??