...その実は露国の奇貨なることは少しく東方論に通達するの士はみな知るところなり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...処が実はこのような具体的事物は人々がそれへ通達する通路――方法――から切り離されている点に於て却って方法的には抽象的であるのである...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...吾々が方法によって通達するもの...
戸坂潤 「科学方法論」
...かくしてこそ吾々は存在に通達することが出来...
戸坂潤 「科学方法論」
...方法は吾々が対象に通達する通路であったから...
戸坂潤 「科学方法論」
...観念を表現し且つその表現を公示通達する形態に他ならぬからである...
戸坂潤 「辞典」
...第一は吾々が知識によって通達するものと考えられる実在...
戸坂潤 「性格としての空間」
...そこで第二に之に通達する通路は何であるかが問題とならねばならぬ...
戸坂潤 「性格としての空間」
...併し吾々は実在に通達するのでなければ実在が何であるかは判りようがないであろう...
戸坂潤 「性格としての空間」
...之に通達する通路は正に概念に外ならない...
戸坂潤 「性格としての空間」
...空間は単に実在にぞくすばかりではなく之に通達する通路でもなければならない筈であった...
戸坂潤 「性格としての空間」
...上へ通達するような...
直木三十五 「南国太平記」
...ゼーマンがこのことを通達するというむずかしい任務を引き受けたのだ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...左れば帝室の徳義の民心に通達するは一種微妙のものにして...
福沢諭吉 「帝室論」
...専門家として通達することによって彼の人間は作られるといっても...
三木清 「哲学入門」
...聖人の大道微意に通達すること必ず成就すべし」といっている...
森鴎外 「渋江抽斎」
...一番早く易理の核心に通達するためには...
横光利一 「馬車」
...いかにその天質が人よりすぐれて武技兵法に通達する者にせよ...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索