...吾々にとっては直観は却って概念の――思惟の・反省の――根源として通用することが日常である...
戸坂潤 「科学方法論」
...この達人(そう云っても今では通用すると思うが)の筆は...
戸坂潤 「思想としての文学」
...二流新聞などでは通用するのである...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...そこで氏は平俗に通用するものに対しては常に...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...寧ろ潜在情勢とワザワザ反対な表現が公式な社会特色として通用することが多い...
戸坂潤 「一九三七年を送る日本」
...それが客観的に通用するためには一応固定されねばならないが...
戸坂潤 「範疇の発生学」
...この総体のもっている性格として通用する時...
戸坂潤 「再び「科学の歴史的社会的制約」に就いて」
...これは芸術一般にも通用する常識である...
豊島与志雄 「文学への実感について」
...時代物としたら当然平気で通用するのである...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...今言ったように先ずかなり精密な測定として通用するわけなのである...
中谷宇吉郎 「地球の円い話」
...どこでも通用する...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...いずれも只今騾(英語でミュール)で通用するが...
南方熊楠 「十二支考」
...無論どのようなおかしな着物だって通用するだろう...
柳田国男 「木綿以前の事」
...すべて作者の制作中の意識作用から眺めた作品の見方で通用するものとは私も思っていない...
横光利一 「作家の生活」
...彼にはたしかに通用する近代の見事な美しさをも語っている...
横光利一 「微笑」
...御法規とのあいだにだけ通用する話だぞ...
吉川英治 「鍋島甲斐守」
...今になお通用する智慧である...
和辻哲郎 「孔子」
...しかるにこの用法は劇を離れて現実の生活にも通用する...
和辻哲郎 「面とペルソナ」
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