...彼は通人だから、あの美術展の企画にも参加している...
...この店は通人向けの本が多いので、よく利用される...
...通人たちはよくそのカフェで会合を開いている...
...彼女は通人としての人脈が広いので、あちこちでお世話になっているようだ...
...大学時代から通人と付き合っていた彼は、社会人になってからも交流を続けている...
...僕は勿論「橋本」の料理を云々(うんぬん)する程の通人ではない...
芥川龍之介 「本所両国」
...詩人を普通人以上若(もし)くは以外の如く考へ...
石川啄木 「弓町より」
...特に知力にいたっては普通人との相違が実にはなはだしい...
丘浅次郎 「脳髄の進化」
...彼等優人階級が明かに普通人から差別されて一段下の賤民と見られてゐたことを示してゐると思はれる...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...それは畢竟(ひっきょう)言わば作者Aと作者Bとの共同によって成り立った「共通人」Cといったような一人の仮想的個人の詩か小説であるのと何も変わったことはないであろう...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...そんな大した通人に出来上ってしまったということが...
中里介山 「大菩薩峠」
...「何ですって?」山の通人も...
中里介山 「大菩薩峠」
...通人が鼎(かなえ)になって...
中里介山 「大菩薩峠」
...普通人に異つた枯燥した俤がないではないがおふさに心配は見えない...
長塚節 「おふさ」
...かの紳士、通人、芸妓の徒(と)は、汚れたる油の上を滑(すべ)って墓に入るものである...
夏目漱石 「野分」
...愚昧(ぐまい)なる通人よりも山出しの大野暮(おおやぼ)の方が遥(はる)かに上等だ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...私たちは豪富な町人で通人(つうじん)で...
長谷川時雨 「花火と大川端」
...仲々隅には置けない通人だよう...
牧野信一 「鏡地獄」
...多くの酔客通人を乗せて隅田川へ漕ぎいでた屋根舟に...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...通人は「花巻」を好みます...
村井政善 「蕎麦の味と食い方問題」
...普通人の中に私が選び出すような人格者はまずないらしい...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...どんなにりっぱな人物でも普通人は普通人なのですから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...斯様(かよう)に普通人の眼から見れば何でもない...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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