...彼は通人だから、あの美術展の企画にも参加している...
...この店は通人向けの本が多いので、よく利用される...
...通人たちはよくそのカフェで会合を開いている...
...彼女は通人としての人脈が広いので、あちこちでお世話になっているようだ...
...大学時代から通人と付き合っていた彼は、社会人になってからも交流を続けている...
...何処(どこ)の家の物でなければ喰えないなどと贅をいっていた代りには通人を気取ると同時に紳士を任じていた...
内田魯庵 「斎藤緑雨」
...愛児もある普通人だから...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...殊に劇詩はミュージック・ホールという媒体を介して普通人の意識の中に戻るかもしれない...
ジョージ・オーウェル George Orwell The Creative CAT 訳 「詩とマイクロホン」
...こんなふうに非凡の自身と普通人との相違を忘れては人を使用することは出来ません...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...じっさい陛下は普通人より首ひとつ高く...
谷譲次 「踊る地平線」
...自分は通人でもなんでもないが...
中里介山 「大菩薩峠」
...高山へ登らないものだ」山の通人が...
中里介山 「大菩薩峠」
...昔の通人風来山人(ふうらいさんじん)平賀源内といえば忽ちちゃきちゃきの江戸ッ子と心得るだろうが...
中里介山 「大菩薩峠」
...またついに鬼窟裏(きくつり)に堕在(だざい)して彼のいわゆる芸妓紳士通人と得失を較(こう)するの愚(ぐ)を演じて憚(はば)からず...
夏目漱石 「野分」
...文政の通人や侠客...
牧野信一 「真夏の朝のひとゝき」
...どっち見ても普通人はチラホラという中にかこまれていれば...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...普通人には絶対に与えられぬと父である関白も思っていた娘なのであるから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...王たちは普通人より損な境遇にある...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...この道の通人を友人に持っていれば訳はない...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...どちらかと云えば平凡な組の通人だそうな...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...普通人と狂人の区別がつけられないのは...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...ストーリーの面白味、背景、扮装の迫真、史実との一致なぞいう非芸術な要素を喜ぶ低級な観客や、低級な通人、批評家の勢力はいつの世にも絶えない...
夢野久作 「能とは何か」
...普通人の普通でもある場合だった...
吉川英治 「新書太閤記」
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