...彼は通人だから、あの美術展の企画にも参加している...
...この店は通人向けの本が多いので、よく利用される...
...通人たちはよくそのカフェで会合を開いている...
...彼女は通人としての人脈が広いので、あちこちでお世話になっているようだ...
...大学時代から通人と付き合っていた彼は、社会人になってからも交流を続けている...
...天明(てんめい)の通人(つうじん)たちの作ったもの...
淡島寒月 「明治十年前後」
...緑雨の通人的観察もまたしばしば人生の一角に触れているので...
内田魯庵 「斎藤緑雨」
...通人の中には、陸羽のたてた茶と、その弟子(でし)のたてた茶を飲み分けることができる者もいたということである...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...或る通人がそれを聞いて...
薄田泣菫 「茶話」
...そしてまた所謂通人の態度である...
田山録弥 「西鶴小論」
...普通人よりはずっと低くして小さかったのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...旦那とか通人とか言われる頃は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...通人(つうじん)である芦船は...
長谷川時雨 「神田附木店」
...私は却て普通人よりも人生を観得なかったのである...
二葉亭四迷 「平凡」
...後には普通人が僧侶に依頼して催促をしてもらうことが始まり...
穂積陳重 「法窓夜話」
...通人らしいその朋輩たちは...
正岡容 「小説 圓朝」
...「当時ありませんよ若手でこれだけ」すぐ通人の旦那が和した...
正岡容 「寄席」
...ほんとうに江戸の日の医者とか(元仲も志丈も医者あるいは医者くずれである)通人とかそうした人たちの用語にはこの「君」「僕」の用語があったのだろうか...
正岡容 「我が圓朝研究」
...彼の著書は普通人(ふつうじん)の間で読まれている...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「予言者の家で」
...栄養も普通人より良好らしく見えた...
夢野久作 「S岬西洋婦人絞殺事件」
...又は一種のダダイズムとも見るべき変通人なぞが居るから...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...頭山や杉山はワシよりも遥かに通人じゃ...
夢野久作 「近世快人伝」
...普通人の顔の四倍もありそうなその仮面を...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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