...もっともそのまた「朝日」の空き箱には空気を通わせるつもりだったと見え...
芥川龍之介 「温泉だより」
...飯倉(いいくら)にある幽蘭(ゆうらん)女学校というのに通わせる事にした...
有島武郎 「或る女」
...そのかえ玉を学校へ通わせることはできませんが...
江戸川乱歩 「大金塊」
...湯村へ通わせることにした...
太宰治 「美少女」
...自分の姿を思うがままに私の夢に通わせることができたのではないか...
谷崎潤一郎 「鍵」
...葉末から滴(したた)り落ちる露がこの死んだような自然に一脈生動の気を通わせるのである...
寺田寅彦 「夕凪と夕風」
...時々は永遠に若い母なる自然の息を通わせることの必要を今さららしく強調するためにこんな蕪辞(ぶじ)を連ねたに過ぎないのである...
寺田寅彦 「量的と質的と統計的と」
...ふたりの恋人の心を絶えず通わせる電気の流れに引かされ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...聞いて見ると今の平均禄では、家内の喰う事がやっとである、そこで、東京から帰っている弟の大之丞にせめては洋学の修業を継続させたいと思って、幸まだ旧藩以来の先生が居るから、そこへ通わせる、月謝が月々旧藩札五十匁(今の二十五銭)要る、それをこの賃仕事でこしらえるのだといった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...天然の河流または海に落込むあたりになるとどうやらこうやら伝馬船(てんません)を通わせる位になる...
永井荷風 「日和下駄」
...此処から通わせることにした...
中島敦 「光と風と夢」
...われからと微(かす)かに鈍(にぶ)き脈を通わせる...
夏目漱石 「草枕」
...わたくしを海へ投げてくだされ」と手真似で心を通わせると...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...直ちに傍近の私塾へ通わせると言うのだから...
二葉亭四迷 「浮雲」
...授業料を給して学校に通わせることとした...
穂積陳重 「法窓夜話」
...いろいろと苦心をした末に源氏を隣の女の所へ通わせるようにした...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...童学草舎へも子供を通わせる親はあるまい...
吉川英治 「三国志」
...足を通わせるつもりなのだ」「この半期の勘定だけなら...
吉川英治 「宮本武蔵」
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