...工事をしているところは通れないだろうか」と尋ねたところが...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...一頭(とう)の牛がうしろへさがって立ってるので通れないから...
伊藤左千夫 「箸」
...荷馬車などはとても通れない...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...遠慮していれば、いつまでたっても、奥へ通れない...
海野十三 「のろのろ砲弾の驚異」
...皆金網張りなんかで通れない様になっていたではありませんか...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...内閣の割込み運動のやうな秘密な会合だとその席へは通れないが...
田中貢太郎 「雑木林の中」
...なかなか通れない...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「グーセフ」
...私はもうその前を通れないような気がした...
豊島与志雄 「或る女の手記」
...やっとのことでしか通れないほど人でいっぱいになっていた...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...一度に二人とは通れないくらいの壁の間の狭い階段に通じてる右手の小さな玄関にはいり...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「去年はあぶなくて通れないほどなってたが」といいながら心あたりの木から木へと捜しあるいても毬も落ちていないもので本陣は手もちぶさたな顔をして 南のほうに梨があるから と崖の腹をまわってゆく...
中勘助 「島守」
...用があっても通れないからね...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...白骨から平湯まで、僅か四里の道とはいえ、もう少し雪でも深くなれば、通れない...
中里介山 「大菩薩峠」
...どうせ通れない門なら...
夏目漱石 「門」
...お勝手へも表へも通れないことになつて居る」丑松は牡丹餅判(ぼたもちばん)を捺(お)すのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...難儀を見すてては通れない...
吉川英治 「宮本武蔵」
...通れないや」往来止めではないが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...通れない箇所を手で抱えて越えたりしたのだ...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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