...工事をしているところは通れないだろうか」と尋ねたところが...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...正面は波が打込んで通れないので...
石川欣一 「比島投降記」
...一頭(とう)の牛がうしろへさがって立ってるので通れないから...
伊藤左千夫 「箸」
...ついには四つんばいにならなければ通れないほどになった...
江戸川乱歩 「影男」
...道を通れないようにしておりますから...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...それは蹶起部隊が固めていて通れない...
高見順 「いやな感じ」
...驟雨(しゅうう)は人も通れないくらいに降りしきり...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...用があっても通れないからね...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...そのお手形では通れないんでございますか」「左様」「それではお書換えを願いたいものでございます...
中里介山 「大菩薩峠」
...次の朝未(ま)だ暗い中(うち)に出発しようとしたところ、駅吏が言うことに、これから先の道に人喰虎(ひとくいどら)が出る故(ゆえ)、旅人は白昼でなければ、通れない...
中島敦 「山月記」
...割れ落ちて通れない所は...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...腰から入れるような芸をしなければ通れないほど...
夏目漱石 「坑夫」
...やつと人ひとり通れるか通れないかぐらゐの鋪石を殘して...
堀辰雄 「CARTE POSTALE」
...通れないのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...猟師(りょうし)さえ通れない雪だというのである...
吉川英治 「親鸞」
...ただは通れない所だった...
吉川英治 「随筆 新平家」
...そして」「この坂は通れない...
吉川英治 「宮本武蔵」
...通れない箇所を手で抱えて越えたりしたのだ...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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