...通り道に接する椅子を...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...他界に達する通り道なり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...身をよけて通り道をあけてやります...
江戸川乱歩 「仮面の恐怖王」
...ここは上目黒への通り道だから...
江戸川乱歩 「大金塊」
...全身から秘密の通り道を経てこれの持つどんな煙でも外に出す...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...やつらが駅までの通り道沿いのこの場所に家を持ったのは知ってました...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「自転車乗りの影」
...通り道をふさごうとしたが...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「土色の顔」
...その実践が前に云った通り道徳的実践としての実践でしかなかったから...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...ある者は仕事に出かける通り道だからやってきた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...大名などの通り道だからというのでかたわらへ除けてみるが...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...「自分の通り道にあつたものだけを読むだけ」の努力では何にもならぬ...
中原中也 「撫でられた象」
...野良犬の通り道まで塞(ふさ)いでしまひましたよ」「そいつは念入りだな...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お蛇体の通り道だということがわかったんだ」「ほほう……...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...お手前とてもその通り道に悖(もと)りたる事はせぬと申さるるにあらずや...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書」
...秩父颪(ちちぶおろし)の通り道のようになっている地形上...
吉川英治 「江戸三国志」
...『御帰国ならば、どうせ通り道、なぜ京都表の拙宅へ、立ち寄ってくれなんだか』十内が云うと、喜兵衛が、『いや、とうに御留守居は、引き払ったという沙汰じゃったで』『なんの、朝廷の御膝下(おひざもと)に住居(すまい)するものが、そう周章(あわて)ふためいて、夜逃げのように出立がなるものか...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...三百里先へ行こうと、道中の宿場問屋に渡しておいてさえくれれば、下(くだ)りのお客が荷物を積んで、いつか大津の問屋小屋へ帰(け)えって来ることになっているんだから」「では、江戸表まで、いかほど払ったらよいのか」「じゃあ、通り道だ、問屋場へ寄って、お名前を書いて行っておくんなさい」なにかの支度にも好都合、武蔵はいわるるままにそこへ立ち寄る...
吉川英治 「宮本武蔵」
...一通り道具がそろっているが...
和辻哲郎 「人物埴輪の眼」
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