...どこへも通じていない筈である...
芥川龍之介 「影」
...(これは勿論僕自身の支那語に通じていない為である...
芥川龍之介 「湖南の扇」
...殊に彼等の或るものは英仏の文芸には通じても彼等を生んだ祖国の文芸には通じていないと称している...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...どこにも通じていない...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...あるいは全く通じていない...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...温泉はまだ通じていない...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...少しも音楽に通じていないことを知っていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...要するに僕は芸術にしか通じていないんだ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼が詩や彫像なんかに通じていないとして...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...少しの気脈も通じていない事に気が付いた...
夏目漱石 「道草」
...まるで兄さんに通じていないんだから...
夏目漱石 「明暗」
...彼女達は私の優しさの秘密にすら通じていないだろう...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...イタリア語には通じていない...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...格子門の前の国道に停っている馬車から――玄関までは馬車道もなにも通じていないのである――新来の客の大鞄を運んでいる...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...このお手紙には私があのとき感じたような感じかたへの想像が具体的にまだ通じていないことがわかりますから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それにはあまり通じていない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...市電は一本しか通じていないし...
山本周五郎 「季節のない街」
...別離以来一片の音信も通じていないこと...
吉川英治 「三国志」
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