...未開なる古代人の心を通じて漏らされた啓示と一致せぬ箇所がある...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...十分に科学に通じてゐるのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...当時の政界の領袖は朝野を通じて皆文芸的理解に富んでいた...
内田魯庵 「四十年前」
...この間を通じて全くの正札主義を実行して参りました...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...凡ての基督教民族を通じて...
高木敏雄 「比較神話学」
...湖東の方はずつと汽車が通じてゐるので...
近松秋江 「湖光島影」
...もし若者たちが養育と学問の点で、生涯を通じて、誰かに負うところがあったとすれば、それはすなわち、この、まれに見る高潔な、人情のあついエフィム・ペトローヴィッチに対してであった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...真実は各民衆を通じて同一である...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...町や地方を通じて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...短い堀割によって隅田川に通じている...
永井荷風 「放水路」
...人間愛と信仰とがその作品を通じて...
野村胡堂 「楽聖物語」
...生涯を通じて夢を追い...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...おそらくその道はクラムのところまで通じているのではなく...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...この半生を通じてあんな恐ろしい闇にぶつかったことはない...
久生十蘭 「魔都」
...しかるに汎神論はヘーゲルにあつては發展史的である、神的なる本質は一度にそして究極的に世界のうちに自己を表現するのではなく、却て段階的に、歴史を通じて、歴史に於て、自己を實現する...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...もう二年も前からひそかに款(かん)を安土の信長に通じていたのであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...世間や人間の機微(きび)本質によく通じているせいか...
吉川英治 「新・水滸伝」
...四季を通じて鮮やかな緑の色調を持ち続け...
和辻哲郎 「京の四季」
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