...エホバの声は預言者の口を通して聞こゆるものである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...これなら大丈夫と云う見通しが付いた上で...
谷崎潤一郎 「細雪」
...帰りは和服で通していたのを...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...樹明君を通して敬治君から呼び出し...
種田山頭火 「其中日記」
...松本さんをこちらへお通ししてもよいかと云った...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...座敷へ俺を通した...
豊島与志雄 「ヘヤーピン一本」
...甲冑をかぶり通して来た自分が卑怯未練だ!兵馬は...
中里介山 「大菩薩峠」
...仲間はづれにされ通して来た...
萩原朔太郎 「僕の孤独癖について」
...併せて今後の見通しと...
三好十郎 「その人を知らず」
...真直(まっすぐ)に白状なさらんとこの関門を通しませんよ」大原「ヤレヤレ少々驚いたね...
村井弦斎 「食道楽」
...若い人に共通した浮わついたことも言わず...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...終までいやで通した女なんて一人もないわ...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...他の幾多の家族にさえも共通している...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ずっと鰥ぐらしを通しているが...
矢田津世子 「凍雲」
...ずっと前に目を通した防長二国の風土書上の記事では...
柳田国男 「年中行事覚書」
...ひどい風が終夜吹き通した...
山本周五郎 「青べか日記」
...番人は木戸をあけて通した...
山本周五郎 「風流太平記」
...左右のクラッチの穴へ二本の手拭を通して櫂(かい)を結び付け...
夢野久作 「S岬西洋婦人絞殺事件」
便利!手書き漢字入力検索