...――通い慣れた道ではあるが...
芥川龍之介 「偸盗」
...その時ちょうど燈台通いのワーデンというランチが...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「歌う白骨」
...東洋通いの巨船が煙りを吐いて通った...
谷譲次 「踊る地平線」
...杉崎女史の所へ通い出したんですが...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...薪屋(まきや)なども通いを持って来た...
田山花袋 「田舎教師」
...つまりこの病院へ五年間通い続けているわけで...
外村繁 「澪標」
...寺子屋通いに興味を持つことができない...
中里介山 「大菩薩峠」
...通い番頭の久七がこの騒ぎの中へ踏み止まって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...通いでは勤め切れないので...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...吉原通いの猪牙舟(ちょきぶね)の音も絶えて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...もう十分に心が通いあっているのであるから...
久生十蘭 「だいこん」
...父親の望みで小学校へ通い...
二葉亭四迷 「浮雲」
...殿のお通いになっていらしった源の宰相某(なにがし)とか申された殿の御女(むすめ)の腹に...
堀辰雄 「ほととぎす」
...図書館通いが、胸のバタバタでおくれてしまいました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...幾つかの女御や更衣たちの御殿の廊(ろう)を通い路(みち)にして帝がしばしばそこへおいでになり...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...きょう一日だけ通い...
室生犀星 「花桐」
...朝鮮通いの薩州藩の難船を助けて...
夢野久作 「名君忠之」
...吉原通いの客や駕籠屋が混み初めて来た...
吉川英治 「大岡越前」
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