...一七 幼稚園僕は幼稚園へ通いだした...
芥川龍之介 「追憶」
...なんのためにネーフスキイ通いをするのか...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...若き時酒のみてとろとろ眠りし心地と狎(な)れたる妓(おんな)のもとに通いし楽(たのしみ)は世をへだてたるごとくなりきと書いた文章の事をしみじみと語り出して...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...かつては六尺町(ろくしゃくまち)の横町から流派(りゅうは)の紋所(もんどころ)をつけた柿色の包みを抱えて出て来た稽古通いの娘の姿を今は何処(いずこ)に求めようか...
永井荷風 「伝通院」
...吉原通いの客を拾おうと相談をしていると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それっきりですよ」「フーム」「番頭の平兵衛は通いだし...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...通いの人達は来ていない...
林芙美子 「新版 放浪記」
...私は毎日図書館通いをして乱読暴読しました...
林芙美子 「文学的自叙伝」
...通い船に乗って水上署へおもむいた...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...台所の棚に鼠の通い路があるのを見つけて...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...まだ殿もお通いにならなかったような若い頃...
堀辰雄 「ほととぎす」
...勇は嬉しそうにそのペタルを踏んで通い...
「小祝の一家」
...そして又図書館通いをして...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...あの山荘へお通いになることの可能でない間は見てもいられぬほどお気の毒に思いやつれておいでになったものであると薫は思い...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...彼は朝早く半里もある駅の傍の白土工場へ通い...
横光利一 「夜の靴」
...」「二通いただきました...
横光利一 「旅愁」
...こんどは、今日こそはと、つい通いつめ、さすが色事にかけては自負(じふ)満々だった西門慶も、もうふらふらな様子だった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...これだけあったら当分は通いづめでも費(つか)いきれめえッて」「おやまあ...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索