...蟻の這うようなものさね...
豊島与志雄 「野ざらし」
...這うような気持ちで...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...蟻の這うような擦り足で行くんだから十町ほどの道がたっぷり一刻はかかる...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...蝸牛の這うような速度で雪線下まで降りてくる...
久生十蘭 「白雪姫」
...ずるずると這うような混乱した音...
A. ブラックウッド A. Blackwood The Creative CAT 訳 「盗聴者」
...彼はほとんど地を這うような自卑を...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ルイスヒェン」
...げじげじ虫でも這うような厭な掻くような音をたてたからであった...
室生犀星 「香爐を盗む」
...虫の這うような緩やかな速度に変化していたために...
夢野久作 「斜坑」
...そこから百歩ほど歩くと這うような姿をした果樹が...
吉川英治 「三国志」
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